フルート界の巨匠、ペーター=ルーカス・グラーフ氏が
ご逝去されました。
グラーフさんとお会いしたのは、13年前。
コンサートで来日されていた時のことです。
私の友人が日本ツアーの付き添いをしていて、
大阪に来られた際に、友人と私の3人で食事の席を
セッティングしてくれました。
福島で一緒におでんを食べ、
「ヘルシーですごくいいね」と気に入ってくださり、![]()
![]()
![]()
その後ミスドでお茶をしました![]()
![]()
(ミスドもお気に入りだったそうです)
友人が、
「グラーフさんはツアー中、ずっとホテルの部屋にこもって、
ずっと基礎練習ばかりしてるんだよ」
と話すと、グラーフさんは
「家でもずっと音階練習ばかりしているから、
子供たちは“お父さんは音階しか吹けない“と思っているんだよ」
と笑っておられました。
そして、
「曲はすべて音階でできている。
だから音階をしっかりやっていたら
パッと見ただけで曲は吹けるんだよ」
ともおっしゃっていました。
当時すでに83歳。
長くフルートを吹き続け、素晴らしいキャリアをお持ちなのに、
基礎を何より大切にし、コツコツと練習を積み重ねておられるお姿に、心からの尊敬を抱きました。
今日、その友人に訃報を伝えると、
「あれほどのキャリアの方でも、本番前はとても緊張されていたのが印象に残っている」
と話してくれました。
本当に、人間味のある、すごい方だなぁ…と思います。
しかもグラーフさん、昨日(1/4)96歳で亡くなられ、
なんと今日が誕生日だったそうです。
96年、まるまる生き抜かれたのですね。
最期まですごい人生だなぁ。。。
そんなグラーフさんと少しの時間でもご一緒でき、
楽しいひとときを過ごせたことは私の宝物です![]()
グラーフさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
私が臨月の頃。
「元気な赤ちゃんを産んでね」と声をかけてくださり、
そのとき生まれた息子も、もう13歳になりました![]()
