日本人 長寿の鍵は腸内細菌?          

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早稲田大学(ゲノム学科)の研究により次の事が明らかになりました。

1)19~60歳の日本人男女計106名を対象に腸内細菌の遺伝を解析、
  欧米や中国人と比較した。

2)日本人は炭水化物から無駄なく栄養素を作る細菌が際立って多く、欧米、中国
  など外国人と腸内細菌が大きく異なる特徴を持っていることが分かった。

3)腸内細菌の違いは食生活や人種などが要因とされてきたが、
  細菌全体の種類別構成でグループ分けすると
  日本人はフランスやスウェーデン人に近いことも分かった
毎日新聞4月12日付)  

腸内細菌と人種
欧米人と東洋人
日本人はフランスやスウェーデン人に近いことは意外でした。

『乳酸菌生成エキス』は自分の乳酸菌を守り、
 育てる事で腸内細菌全体を増やすハタラキがあります。




マウスにおける腸管免疫の活性効果

Activation of CD1d-independent NK1.1+Tcells in the large intestine by Lactobacilli

新潟大学大学院 教授 安保 徹 先生
Immunology Letters 102 ( 2006 ) 74 – 78

『乳酸菌生成エキス』による腸管免疫活性効果を、
『乳酸菌生成エキス』のマウスへの経口投与によって検討した。
その結果、『乳酸菌生成エキス』を1週間経口摂取したマウスでは、
小腸・大腸におけるIEL、NK1.1+T細胞、IFN-γ、Th1/Th2値が、著しく増加した。
一方で、IL-4の血清レベルは変化がなかった(Fig.1~4.)。
以上から、『乳酸菌生成エキス』が、
消化管の粘膜免疫において免疫増強作用と免疫バランスの調整作用の機能性があることを示唆している。

キーワード > 基礎、in vivo、免疫、腸管免疫、リンパ球、NKT細胞、