【ネタバレなし】稲葉浩志 ~enII~ マリンメッセ福岡 SS席レポート | よしひろのカキモノ

【ネタバレなし】稲葉浩志 ~enII~ マリンメッセ福岡 SS席レポート

SS席・・・・
なんの略かは知らないが
掴んだものは幸せになれるという。


タイトルに【ネタバレ】だの
【稲葉浩志】【マリンメッセ福岡】という
キーワードでファン以外が読むのか疑問なのですが


一応、知らない人のために説明しておくと
SS席というのは一般のチケットより
数千円程高いチケットではありますが
その分、アリーナ中央の前方のみが
保証されているというものです。


逆に言えばどんなに恐ろしいほどの
強運の持ち主でもS席のチケットでは
前列中央というのは振り分けられない
という事になります。


それに加えてB'z関係のチケットは
(と言っても今年からですが)
普通のLIVEのチケットと少し違い
「入場引換券」となっています。



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どういう事かと言いますと
チケットはあくまで
入場する目的のチケットであり
座席などは記載されておらず
当日、入場後に座席が判明するという
仕組みになっております。


今まではチケットに座席が記載されていたので
会場のホームページから
「ここかぁ」なんて期待を膨らませたり

前列の席のチケットが
オークションで何十万にもなったりで


大型ファンサイトでは
「○○と△△では、どちらが見やすいですか?」
という質問が大量発生し


「座席に関する質問は禁止です」


という熱愛スクープ後
初めて公の場に現れる
アイドルのCM発表会みたいな注意書きが足された。


そもそも質問者が
50メートル先の獲物の動きを捉える目なのか
メガネがないとメガネを探せない目なのか


LIVEの楽しみ方だって

「どこでも良いからアリーナ」

「全体の見えるスタンド」


「平均的に近い場所」

「瞬間的にかなり接近」


「打ち上げ花火、上から見るか」

「下から見るか」


など人によって様々なのに
「こちらが良いです」とは答えられない。


とりあえず「席は前の方ですよ」
という保証だけを手に入れ
当日、マリンメッセ福岡を出向き
写真付きの身分証明書で確認後
入場引換券をスキャンすると
座席が書かれた座席券がプリントされる
というのが一連の流れです。


SS席は座席券ではなく
紙で出来たリストバンドが印字され
SS席の人は会場内では
リストバンドをずっと付けておかないといけません。


ちなみに発券機というのはこれで



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SATO社のL'esprit(レスプリ)Vシリーズで
お値段なんと298,000円と
びっくり仰天なお値段になっております。


自宅でSS席気分を味わい方は
この機会に購入を検討されてはどうでしょうか?


ちなみにちなみに
入場引換後はカメラチェックをして
すぐ発券に入るのに
なぜこの写真があるかというと


終了後に会場を出ると
ガラスのドアごしに片付けられていた
この発券機を発見いたしました。里見八犬伝。


LIVE終了後に何気に見つけて
何枚も写真撮影してたら
見知らぬ女性が対象物を覗いて


「ドアの向こうに稲葉さんの何かがあるのかしら」
「これも写真撮っておいた方がいいのかしら」


という目で見ていった。
すみません、これを撮るのは
おそらく自分くらいでしょう。


さて、いよいよ自分の番になりましたが
出てきた席は
A4ブロック 8列 8番


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会場内の座席案内を見ると

もう「今あいたい すぐあいたい」
のような真ん中なんですよ。



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この座席表から察するに
横36番×縦18列というのが
SS席になるので
648席(人)がSS席となる。
マリンメッセの収容人数は
13,000人なので
割合としては5%足らず。
本当にラッキーチケットなのです。


とりあえず視界を確認したいと
アリーナ内に入ったら
目的場所が遠いといううれしい悲鳴。


で、実際に席に座ると
あまりに近すぎて興奮してきて
なんだかすごく申し訳ない気持ちになり
一旦、ロビーに戻って鼓動を落ち着かせた。
なんだか知らないけど友人にメールをした。


これは私のキライな宮崎駿作品の
唯一最高傑作と思える
(実際には参加してませんが)
「海がきこえる」でいうところの
2学期に突然転校してきた武藤里伽子に
一目惚れした松野豊が親友の杜崎拓に
用もないのに思わず
「今日転校生が来たんじゃが、ものすごい美人やぞ」
と電話をしてしまった
という場面を彷彿させる。


抑えられない絶望に人間は狂うかもしれないけど
おさえ切れない幸福にも人間は狂ってしまうのだ。


15分前くらいになってようやく席に座ると
すでに周りは埋まっていた。

B'zと比べると女性が多いなぁなんて思いながら
購入出来なかった人のために
2日間持ち歩いていた
稲葉さん表紙のGQ JAPANを読んでいたら
となりの女子高生らしき2人組みが


「すみません」と声をかけてきた。

28歳の一人で参加の男性に
女子高生が話しかけてくるわけがない

これは座席が隣だから
痴漢と間違えられたかもしれない。


痴漢は疑われた時点てほぼ確定らしい
「それでもボクはやってない」を見ておけば良かった。
マーシー、今からそっちに行くよ。

ってな事を思っていたら


「それ、なんの雑誌ですか?」と
100%ファンの会話をしてきた。


「じ、じーきゅーじゃぱんというんだな」

「お、おむすびは手で食べると、う、うまいんだな」

という若干カタコトの日本語で会話して

「よ、よかったら時間まで読んでも良いんだなぁ」
と雑誌を渡した。

1万人以上が46歳の男性を見に来て
17歳くらいの女子高生に声をかけられる
28歳の男性、俺。


SS席のチケットは
幸運をもたらすチケットかいなと
思い返してみると


3月くらいから10キロくらい体重は落ちたし
なんだか目覚めがすごく良いし
成績もあがったような気がするし
赤から黄色、白から黒へいけるくらい
ねがいがかなっているような気がする。


マリンメッセで前から8列目というと本当に近い。
過去に同会場での福山雅治のLIVEで
5列目というのが当選したことがあるが
まだまだLIVE経験が浅く
長崎市公会堂でしか観たことなかったので
アリーナのすごさがよくわからず
「へぇー、前の方やん」ぐらいと思ってた。


バカバカ、俺のバカバカ

今、福山雅治で5列目なんか当選したら
ツイッターやってないのに
登録なんかしちゃって

「福山5列目なう!」なんてつぶやいちゃうよ。

名前も「よしひろ@福山5列目」
なんかに改名しちゃうよ。


ちなみにB'zがらみだと
2002年に福江市文化会館で行われたLIVEが
ホールで12列目くらいだった気がするけど
視力悪いのに、格好つけて
メガネをかけていなかったので
ボヤッとした中でのLIVEだった。

バカバカ、俺のバカバカ


さて、いよいよ
8列目の稲葉さんを伝えたいと思いますが
会場にライトが点いた時はやばかったね。

「稲葉かよっ!!」と思わず
つっこんでしまいたくなる程
「稲葉浩志」という人物が存在していた。


DVDやスクリーンなんかで見ると
稲葉さんは遠くばっかり気にして
前列なんて気にして無いのかなぁ
と思っていたけど

曲の前後とかでは結構前方も見ていた。
真ん中ももちろん見つめるので
視界の先には私が・・・キャーっ(/ω\)


12番中の8番なんで、やや右寄かと思ったけど
実際には本当に一直線上に
マイクスタンドやシェーンが見えたんですよ。


ここから見える景色を
ミセス・ポテトヘッドのように
目ん玉外して皆に見せたいと思った。


もう、どこに行っても稲葉さんを追う事が出来るので
はっきりいって後ろのスクリーンや照明には
目がいかないので
ライブレポを初日に書いてて良かった。


男同士で28歳と46歳という間柄なのですが
なぜか稲葉さんのヒップラインが異様に目についた。
ヒップラインってそんなに見ることないでしょ。
でも、色々な所が見れるので
ついつい、見てしまうんだなぁ。


遠いとどうしても
スクリーンがばかりが頼りだけど
稲葉さんたら、スクリーンに映っていないところで
曲の終わりとかに「ニコッ」って
笑顔を見せるんですよ。


シェーンとかもスティックを何回も回したり
急に立ち上がって叩いたりと
自分の観たい視点で思う存分LIVEを堪能する事が出来た。


今後も料金が高かろうが
競争率が高かろうが
SS席にチャレンジしていく。


一度知ったら忘れられない感動がそこにある。


SS席・・・それは
すごくしあわせ(SUGOKU SIAWASE)な席と
呼ぶに相応しい体験を導いてくれる席であった。