ブラジル優勝!さて、来年は・・・?



1日、ブラジルで行われていたFIFAコンフェデレーションズカップ2013の決勝戦が行われ、ブラジルがスペインを3-0で退け優勝しました。ブラジルは史上初のコンフェデ杯3連覇、MVPにはセレソンのエース、ネイマールが選ばれました。今や世界最強との呼び声高いスペインとの注目の決勝戦でしたが、スペインがプレーに精彩を欠きブラジルに3得点を許す形となりました。



準決勝までは相手を寄せ付けない圧倒的なパスワークで得点と勝利を積み重ねてきたスペイン。決勝では地元ブラジルを相手にどんなパスワークを披露するのか期待が高まっていましたが、連戦の疲労からか、あるいはスタジアムの雰囲気のせいなのか、決勝の舞台にこれまでのスペインはいませんでした。



中盤でゲームをコントロールするシャヴィやイニエスタにボールを集めるものの、それをフォローしたりパスを受ける選手が周りにおらず、選手同士の距離が遠かったです。そこにブラジルの素早い寄せがカウンターを生み出し、再三にわたりスペインゴールを脅かしました。結果、ボール支配率はスペインが上回っていたもののスコアは全く逆のものとなりました。



今回の敗戦で優勝を逃し、チームの無敗記録もストップしてしまったスペインですが、これからの1年でどうチームをレベルアップさせてくるのか楽しみです。特に今年は21歳以下の欧州選手権とスケジュールが重なってしまったため、この世代の選手たちを招集できませんでした。これはイタリアにも全く同じことが言えますが、この世代の押し上げが今後チームにどう影響してくるのかが一番楽しみなところです。



もちろん今回優勝したブラジルのメンバーも、来年のW杯メンバー入りが確約されているわけではありません。控えや招集外メンバーの中にもまだまだ逸材は隠れていることでしょう。今大会それぞれのチームが得た自信や課題をどう今後に生かすのか。W杯予選や親善試合を通してどうチームが変化するのか。今後も目が離せませんね。