yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

今年の森の夏鳥探鳥はおしまい、と思っていたものの、先週末の奥多摩探鳥の余韻を引きずり、もう1回くらいどこか高い山へ、と3連休を楽しみにしていましたが、所用と悪天候が重なりあきらめる羽目に・・・。ようやく連休最終日に葛西で鳥見ができました。

 

先週末の葛西の様子から、奥多摩登山探鳥の翌日、7/7も訪問。鳥類園側は風も無く、耐え難い蒸し暑さ。しかし、意外にも西なぎさ堤防は海風が強く、涼しさすら感じます。

 

それでも日差しは強烈。さすがに堤防にはよほどの物好きな鳥見人しかおらず、私ともうひとりのよくお見かけする常連さんの2人のみ。鳥も、東なぎさにうじゃうじゃいる常連以外の鳥は見当たらず。

 

風だけは気持ちいいのでひたすらボンヤリしていたら、大きなシャクシギが水路を超えてこちらの小さな干潟へ。ホウロクと思いきや、腰が白いのをハッキリ確認、久々のダイシャクシギ。しかし警戒心が強く、タッチアンドゴーで西なぎさへ。

 

どこか近くで越夏したように思えるダイシャクシギ。

 

ダイシャクシギが去ったら、入れ替わるようにホウロクシギが水路対岸にやってきます。

こちらは6月にも見かけたので、葛西でひと夏越すようです。

 

長居してくれるのは嬉しい反面、極東でのみ繁殖するホウロクシギ、

数が少ないので繁殖に参加して欲しい気持ちもあり、複雑です。

 

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そして本日の葛西。先週とは打って変わってどんより、朝はざーっと何度か強い雨にも降られました。

 

早朝、カワセミ用の止まり木にはホシゴイが1羽。

 

コムクドリが数を増やしているようで、10羽程度の群れで飛び回ります。あっちこっち飛び回るので、ポイントが絞れません。

 

半ば撮影をあきらめていたら、毎年とまっている場所にムクドリが数羽。念のためチェックすると、てっぺんにいるのはコムクドリの♂です。あわててカメラに切り替えます。

 

毎年とまっている場所、よっぽどここが好きなんでしょう(笑)。

そしてこれまた毎年この梅雨空バックのダークで見づらい写真をパチリ(笑)。

 

西なぎさにむかう途中、近距離で採食するオオセグロカモメに出会ったり。

夏の終わりにはいつの間にかセグロカモメとバトンタッチ、彼らはそのあと

どこにむかうのか・・・ナゾです。

 

こちらも越夏個体・・・? 久々のカンムリカイツブリ。

 

潮回りが悪いので、西なぎさは早々に引き上げ、上の池にもどり、再びコムクドリを探そうと思ったら、背後から猛スピードでハト小の鳥が目の前のアシ原に突っ込みます。ヨシゴイです。

 

これは距離が近い!双眼鏡で探しますが中々見つからず・・・常連さんから「ヨシゴイ今来ました?」と聞かれ、一緒に探します。気づいたら後ろにはズラリとカメラマンさん。

 

やはりこういう時は双眼鏡が役に立ちます。じっく~り探すと・・・

ソロ~リとまさに忍者の如く、静かにアシの中を藪漕ぎしていく鳥が。

 

中々全身をスッキリ見せてくれません。蓮の花との美しいコラボ写真に

憧れますが、しかし、これぞヨシゴイ、このチラリズムが鳥見欲をかきたてます。

 

飛んでる姿はよく見かけますが、葛西でとまりのヨシゴイを久々に見ました。

 

撤収間際、ふと見ると、朝にはいなかったカルガモの親子に出会います。

2回目の子育てでしょうか・・・頑張れ!

 

1年前の今日は、葛西で念願のアカガシラサギ、さらにオバシギやアオアシシギに出会いました。レア系サギやアジサシはまだまだこれから可能性あり、そしてそろそろ、シギチの秋の渡り第一陣が到着する頃です。夏本番、低山の夏鳥シーズンは終わり、行くところがいよいよ無くなってきますが(苦笑)、地道にMF葛西に通って渡りの兆しを見つけていきたいと思います。