いらっしゃいませー
2年ぶりのアメリカ、
寒いフェアバンクスに滞在中の竜桃ままです。
さて、オーロラ撮影より今朝ご帰還の私。
午後2時から予定通り北極圏に向かうツアーに入ります。
フェアバンクスではオーロラが予定に入るとどうしても二日またぎのツアーになります。
もともとここの人は一日中夜だったり、一日中昼間だったりを繰り返して暮らしているので1日という間隔が曖昧なのかもしれないですねー
オイルショック直後
アラスカのプルドーベイで原油を発掘したのがBP社
その原油をアメリカ国内に送り出すのにパイプラインを作ったのです。
その収入はアラスカ州の85%を占めていて、
利益はアラスカ州民全員に給付されます。
額は毎年違っていて去年は一人につき3000ドルだったそうです。
還付金は一年以上住んでいれば外国人でも生後6ヶ月の子供からでも貰えるそうです。
消費税もありません。
動物が通り抜けられる様、高架になっていますq
地震があっても横方向にスライドするよう工夫されています。
長さは1280キロで建造物としては世界二番目(一番は万里の長城)
パイプは当時(1974)日本の技術でしか成し得なかったため全て日本製です。
そのパイプを敷くために今まではただの原野だったところにハイウェイができます。
それがダルトンハイウェイ、料金所なし。
ずーっとパイプラインに沿って続きます。
終点は原油採掘場ですがそこには2万人ほどの人が働いているそうです。
お給料はすんごく良いらしく
一週間働いたら一週間お休み、とか
1ヶ月ごととか、家に帰る費用も会社もち。
もちろん今日は行けないですが(1280キロ!)
途中に北極圏突入の看板があるためそこまで行きます。
途中、八甲田があったり
ユーコン川があったり(全米3番目の大河)
川の上お散歩しましたよー
吹きっさらしな厳しい峠を乗り越えて
たどり着きました。ここからが北極圏!
国境とは違う境界線です。
ただの看板です。ドライバーと♪
はるばるやって参りました。
そしてここのトイレにもあったのです!
この有名な貼り紙。
英語と中国語のみで描かれたこの貼り紙。
さて、これからの予定は
来た道を戻り
オーロラが出たところで車から降りて
撮影会となります。
、、、って事はよー
さっきの吹きっさらしの峠で出たら?
もちろん!
場所がズレても時間がズレても見落としてしまいます。
あらー、マイナ25度よー
私、降りたくないなー
ところが3時間以上南下しても現れない!
お空は晴れているのに。
予報では絶対出る日なのに!
やっぱり難しいんだよねー出会うって。
一緒のグループのシアトルから来た夫婦も
サンディエゴから来たカップルも
前に来た時も観れなかったらしい。
意気消沈、一転暗い雰囲気のバンの中でした。
ということで、外に放り出されることもなく
13時間のツアーは午前3時に
無事にホテルに帰り着いたのでした。
お別れの時に貰った
「北極圏突破証書」が宝物となりました(笑)