いらっしゃいませー♪
31年間のサンフランシスコ・ベイエリアでの暮らしを卒業。
岐阜に戻り年金生活ををスタートいたしました竜桃ママです。
ひと月半ほどお留守してました記事の再スタートです。
この記事ではブログを始める前の思い出のエピソードをまとめています。
この記事は2度目のオーストラリアとなりました1983年の旅日記になります。
メルボルンから出発して3日、ヴィクトリア州からサウス・オーストラリア州に入ります。
それまでの間、テントで移動です。
夕日が沈む前までにセットアップできる場所を探し、、、
とはいうものの何の仕切りもないアウトブッシュ地域ですのでどこでもよいようなもの。
ストレイジの中には折り畳み椅子、テント一式と冷蔵庫とシャワールームがあります。
シャワーといってもこの立地では引き込む水道栓がありません。
こういう場所では排泄物は地面に返すんですよ。
みんなが見えなくなるところまで走って行って用を済ませます。
朝焼けの中では自分のしゃがんだ影が青く地平線までどこまでもどこまでも伸びていきます。
自分の影があまりに長く大きく地平線まで繋がっていて、大地と一体したような感じ。
その美しさにしばし呆然とし、立ち上がりたくないのでした。
そして、赤い大地に燦然と白く映えるトイレットペーパーを残してしまった罪悪感にさいなまれるのです。
お手洗いやランドリーが整ったところもあります。↓
このようにバスを囲んで設営します。
バスから日よけシェードがでます。
食事と後片付けと車内清掃は役目分担が順番に回ってきます。
発電機で大きな鉄板を温め、一気にお肉を焼きます。
お肉は羊か牛、味付けはクリームソースだったり、グレービーだったり、
臭いラムにはペパーミントソースなど変化があります。
そしてたっぷりのサラダとスープ。
冷蔵庫は3日分くらいの食料が満載されてます。
調達、管理はドライバーと専門クッカーの仕事。
途中の街でオーダーしてあったタンクのお水、
お肉と野菜と飲料とパンをピックアップ。
個々の皿の後片付けは
2個のアッツアツのお湯が入ったバケツ。
一列に並んで、、、、
1個目のバケツに洗剤、それに皿とフォークを浸してグチュグチュ
次にただのお湯の2個目のバケツに浸してグチュグチュ。
後は夜空を見上げながら手裏剣のごとく空振りで水気を飛ばす。
ご想像通り、あとのほうの人は両方とも洗剤入りになってしまったバケツ(笑)
「洗剤だらけだよねー、人体に害でしょ?」
「政府が販売許可をした洗剤だもの、害があるわけない!」と窘められた。
信頼される政府、、、うらやましい???
信じる国民が幼いのか、、、
鉄板はお塩を振りかけてもう一度熱し、へらで汚れをそぎ取ります。
ランチはどうするかというと
サーモン、チキンを焼いたものにハム。
あらゆる種類の生野菜。
好きなものをパンにはさんでサンドウィッチもできる。
そしてこれもどうでもない道端で砂埃の中、繰り広げられる。
夜はドライバーが小枝を拾ってきてキャンプファイヤー。
コヨーテやディンゴ(野犬)の訪問を嫌っての防衛策です。
キャンプファイヤーの下では穴を掘り、アルミフォイルを敷きます。
小麦粉をこねてパンを焼くためです。そう、焚火が天火の役目。
焚火を囲って一人ずつ小咄を♪
できない人は歌かジェスチャーゲーム、
なんとシンプルな昭和時代の世界です。
そしておやすみなさい。なのです。
ふたり用テントでの組み合わせもくじ引きです。(男女別です!)
今夜は運よく大好きな前田さんと♪
さて、明日はクーパーペディです!