サンフランシスコ・ベイエリアでの暮らしを卒業。
2021年、岐阜の実家で年金生活ををスタートいたしました竜桃ママです。
解体工事も進み、この次は整地が行われます。
予定としては10月28日の着工になります。
それまでにすべての仕様を決め、
その見積もりを決定とし、「本契約」となります。
我が家の場合、間取りの決定が7月初めでした。
その後、外装、内装、照明、配電、一つずつ細かい打ち合わせを繰り返し、
すべて揃い、予定通り8月末の「本契約」になるはずでした。
ところが、まだ本契約もないまま、打ち合わせは終わりました。
ズバリ「食洗機」がネックになっています。
まぁ、建設には問題のない部分ではあるのですが、、、
結婚してからのキッチンはシンクとレンジが横並びではなく
L字型、またはコの字型で、便利でした。
今回は二の字型?アイランド型とでもいうのかい?
加熱系と水回り系の分割です。
そういった点で我が家はハウスメーカーが決まる前にキッチンの会社が決まっていました。
そこなら45㎝幅ですがフロントオープン型の食洗機が入るということも重要でした。
そしてそのキッチンを提供するのががKitcheHouse社であり
そのキッチンを標準にしているのが住友林業であり、三井ホームだったわけです。
すぐにショールームに行き、間取りよりも真っ先に見積もりも決まっていたものです。
大きなポイント(?)となる食洗機は選択があり、
ミーレを安価で提供してくれるこの会社を選んだわけであります。
ところが昨年よりコロナによりMieleからの輸入は途絶えました。
その代わりBOSCHが代替品として選ばれたこと。
仮にBOSCHが遅れたとしても待ちますということでKitchenHouseで決定。
我が家の間取りに合わせて出来上がった3Dです。
ところが今月に入り、秋の入荷となっていた代替品のBOSCHもまだ入ってきていません。
コロナによる影響で食洗機の半導体が手に入らず生産ができてないとのこと。
「それは仕方ないですよ、大丈夫、待ちますよ、届くまで。」
「そういう訳にはいかないんですよ、わが社としては先の見えない当てにならないものをお客様に奨めるわけにはいかない。
上からの決定事項でBOSCHとは取引を打ち切りましたので、責任をもって確約できるパナソニックをお入れします。
それがお嫌なら食洗機なしでのお引き渡しになります。」
おいおい、それはないだろう!
「ひとまず食洗機なしで納品していただいて結構です、届いたら入れてください、待てますから。」と言ったら
「それはわが社の規約でできません。不完全な形ではお引き渡しできないことになってます。」
と、ピントの外れた自社のプライドを押しつけてきた。
私、泣きそうになっちゃって、、、
「もともと、フロントオープン型の食洗機、それありきのKitchenHouse、KitchenHouseありきの住友林業か三井ホームだったんです!
住友林業さんができないというのでしたら、今からでも三井ホームに変えますわ!」とわめいて、話は終わり。
脅しではなくマジ、そう思ったんです。
なんだー、それだったら、ギリギリまで競った三井ホームに鞍替えしよーって。
それほどこの問題は私にとっては重要。
で、パナソニックとBOSCHの差って何だって思います?
食器の挿入の仕方が違うんです。
上からのパナソニック ↓
BOSCHなどのフロントオープン型 ↓
2段目は高さがずらせたり抜き出せたりできます。
30年以上ずーっとフロントオープンしかなかった私には
パナソニックは難しいです。
自社で取り扱っていながらそういうことがわかってないんですよねー。上のお方は。
早急に次回の打ち合わせが予定され、
きっと妥協案が出るだろうと思ってでかけました。
そしたら今度はKitchenHouse社の方からのお詫びとお断りの釈明。
住友林業側は自社のせいばかりではないと言わんばかり。(圧力?)
「食洗機を後で付けられる場合、申し訳ないのですがご自分での取り付けとなります。食洗機は実費で(30万円以上)+取付工事費がお客様負担となります。」
そこでうちの旦那がキレた!
「あんたたち役立たずの素人集団か!」
「お客様に譲歩してもらいたいのなら、自分たちがまずディールを用意しろよ!子供同士の話し合いじゃないんだから!」
「自分の都合を言ってる前に、まずは迷惑をかける客の話を先に聴けよ!」
「例えば、既に決まっているお客さんに対してパナソニックに替えてくれというのなら、パナソニックの割引、またはギフト。」
「BOSCH以外でもフロントオープン型なら良い、というお客さんにはフロント型の代替え商品を提案。」
待ってでもBOSCHでというお客さんには、
「お客様だけに全額を負わせるわけにはいきませんので、後から付ける負担額を三者(ハウスメーカー、キッチンメーカー、施主)で折半」とか、、、、
「客が納得する手をどうして考えて来ないんだ!だからあんたの会社はダメなんだよ、絶対に受け入れられないよ、そっちの都合の言い分なんて!」
わざわざショールームの周りのお客に響き渡るデカ声でした。
旦那はアメリカで営業一本でやってきました。
規約とか、上のお達しとかで丁寧な釈明だけで気持ちを動かせようとする日本のやり方は通用しません。
何度も何度も「ごもっともです、ごもっともです。」とずーっと頭を下げ続けることになった営業の面々。
「今日はここまで!社に戻って、上の人に言ってきなさい。そういうことを部下に言わせてはいけないと。」
で、終了。
うちは引き渡しまでにBOSCHが届くのを待つということ。
届かなかったら、それから手を考えるということにしました。
「本契約」未だ至らずの現状です。