以前、うつ病になるメカニズムは、
ストレスが原因で脳内のセロトニンが欠乏し、
正常に機能しなくなる、と言われていました。
調べてみたら、
今は色々な仮説が提唱されているようです。
私の体験は昔のもので、
現在の情報とは異なるのかもしれません。
そして、脳が正常に活動できなくなる
病気でもあるので、大分記憶が曖昧です。
遠い昔のことです。
3件目のクリニックに通い始めて、
症状は一番重い状態になりました。
以前の話はこちらです
https://ameblo.jp/yoshibee9173/entry-12732889345.html
当時処方されていたのは、
抗うつ剤 3種
睡眠薬 1種
胃薬 1種
計5種類です。
このうち、抗うつ剤1種は、
睡眠薬として説明を受けていました。
そして、めまいや震えが出たので、
その対処薬が2種増えました。
ここで、計7種類になりました。
更に抗不安薬として、抗うつ剤が1種増え、
胃薬が減り、
計7種。
めまいと震えがある状態で、
幼稚園児と1歳児の面倒は見られません。
記録を見ると、下の子は6月から託児所を
利用するようになりました。
いつも頭の中が霞んでいるというか、
ベールに包まれているような、
少しぼんやりした状態でした。
その状態で、車で送迎という、
無茶をしていました。
でも、距離的に、体力的に、
それ以外に方法がありませんでした。
1ヶ月通ったところで、
実家に世話になったようです。
実家から片道2時間半かけて、
毎週電車で通院していました。
世話になっておきながらとても失礼ですが、
実家では、無い知恵を絞って
色々やってくれました。
うつ病患者にはダメなことばかり・・・。
気分転換にと、私を外に連れ出したり、
子どもの面倒を見させたり。
出来ないから頼っているのに。
無い知恵は、絞ったところで無いんです。
勝手な想像で物事を進めずに、
ちゃんと調べて、相談して、
最善と思われる対応をしないと。
と、とても勉強になりました。
実家から帰って1ヶ月程経った頃だと思います。
(寒い季節ではなかったはずなので・・・)
理想と程遠い現実のあれこれに
怒りや焦りがおさまらず、
睡眠薬や安定剤をがぶ飲みしました。
理解してくれない夫がどう対応するのかを、
試したかったのか・・・。
結果、夫は実家から親を呼び寄せただけで出勤。
私は生涯を終えられることも、
病院に担ぎ込まれることもなく、
ひどい動悸と気分の悪さ、絶望感、
どうしようもない最悪な気持ちでした。
そう簡単に生涯を終えられるような薬は
処方されないです。
そもそも毎日服用する処方薬を
大量にストック出来ません。
たかが知れてます。
ガブ飲みしても、
ラリって現実逃避なんてことすら出来ません。
少し眠って、気分の悪さで目が覚めて、
動悸が止まらなくて、
ただただ具合が悪い…。
ドラマのようにはいきませんから、
本当に真似しないでくださいね。
薬と体力の無駄遣いです。
そして懇願して10月に入院しました。
通っていたクリニックから、
入院設備のある、別の病院に
かかることになったので、主治医が変わりました。
入院して、まず言われたのは、
「薬が多すぎます。
減らしましょう」
精神科の薬は、
効果の有無を1週間単位で確認します。
なので、1週間ずつ減らして様子を見ます。
数年後に深夜のNHKでの番組で、
うつ病の投薬について特集していました。
「本来、抗うつ剤は1種類で効くように
作られています。
何種類もの抗うつ剤を併用する治験は
していないはずです。
だから、どんな影響が出るか、
どんな副作用が出るかわからないはずです。
それなのに、最初から数種類出して、
副作用が出たら対処薬を処方する医者がいる。
薬で儲けようとしているのでしょうね」
こんな内容の話がありました。
そして、組み合わせで、イライラする、
激昂する症状が副作用として報告されていると。
その事例にはパキシルという抗うつ剤が、
必ず含まれています。
すぐに確認すると、当てはまっていました。
私はまさに瞬間湯沸かし器でした。
話は戻ります。
入院して安定するかと言えば、
そう簡単ではありません。
そもそも、精神科の入院病棟は、
うつ病患者などいません。
統合失調症や、パニック障害の
ひどい発作の方々です。
投薬治療を受けていても、
幻覚や幻聴とやり合う、
日常生活で見たことのない症状です。
常識や、マナーやモラル、
遠慮や気配りなど、
存在しない世界でした。
隔離室もある階(閉鎖病棟)から始まり、
解放病棟まで、段々移動していきます。
その中に、静かに過ごせる場所は
ありませんでした。
トイレの便座にはいつもがついていて、
掃除直後しか使えないこともあり・・・。
家で夫の家事育児を見てイライラするか、
病院で驚愕の事態を見続けるか。
やはり、今考えても、どちらも選びたくないです。
私は環境に慣れて、減薬が進むと、
少しずつ制限の緩い病棟に移りました。
制限が緩くても、普通の病院とは違います。
そして、2ヶ月ほどでかなり気持ちが安定し、
残り1ヶ月程度で退院できるのではないか、
との見込みを聞き、前向きな気持ちになりました。
自然に前向きな気持ちに
なったわけではありません。
減薬の効果と、「ここから脱出せねば」という
気持ちがそうさせたのではないかと思います。
年明け頃、やっと退院できました。
入院を希望するうつ病患者さんは、
専門の病院(入院施設?)を探すことを
強くお勧めします。
ただ、簡単に入院させてはもらえないと思います。
そして最近、精神科病棟での問題として
取り上げられていますが、
自ら身体を傷つけないように拘束されたり、
便器だけある(目隠しはない)
隔離室という個室に、
24時間カメラで監視されながら、
隔離されることもあるようです。
ですからよく調べて、よく相談して、
最善の方法を探してくださいね。
そして、何種類もの抗うつ剤を
処方されていないか、
確認してくださいね。
その中にパキシルがあったら、
セカンドオピニオンをお勧めします。
まだまだ続きます。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
眷属に関する、とても興味深く
面白く、わかりやすいコミックで、
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食後1時間以内の歯磨きは、
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かえって歯に悪いそうです。
フィンランドでキシリトールガムは
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