先日買ってきたケリーマクゴニガルさんの本。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
夕飯後から読み始めて、
130ページ目くらいです。
全体の1/3から半分弱くらい読んで、
すでにストレスに対しての考え方が変わってきています。
諸悪の根源みたいに悪者だと思っていれば、
健康にも悪影響で結果も悪くなるけれど、
捉え方を前向きにして、
適度にあれば良い効果があるのがストレスらしいです。
ストレスを感じた時に体で起きる様々な事も、
色々と良い事もある事を知りました。
心拍数が上がったり、
瞳孔が開いたり、
汗をかいたり、
顔が熱くなるなど、
ストレスを感じた時に起きる生理現象は、
色々なストレスホルモンの作用で、
そのストレスホルモンは決まった反射ではなく、
経験や捉え方によっても違うものが出たりするらしい。
どういう状況の時に、
どう行動し、
どんな結果になったのか。
それを思い出したりして、
その事に対する考え方を変えれば、
ストレスを感じる場面での反射に思えたものすら、
変えて行く事が出来るとの事。
内向的な私は、
多くの人が居る場面で、
自分の意見を発表する事に強いストレスを感じます。
エピソードを一つ書きます。
以前、ある建築家のセミナーを受けて、
最後の質疑応答に勇気を出して手を挙げました。
質問を的外れにしないように考えている間に、
質疑応答の時間は進んで行き、
別の人が質問をしました。
その質問者が私が聞こうと思った事に近い質問をしたので、
手を挙げる事をやめようかとも思いました。
自分に足りないのは積極性だと、
今までの人生で何度も経験してきているので、
頭の中はパニックでぐるぐる目が回るようになりながら、
それでも何か質問をして、
セミナーを実りのあるものにしたいと思いました。
前の質問を踏まえた上で、
少し軸を変えた質問をしようと考え、
また勇気を振り絞って、
手を挙げたのでした。
司会の人がマイクを持ってくる間、
どんどんと緊張が高まっていき、
脈が聞こえるような状態でした。
それでも質問は上手く言う事が出来、
登壇者の回答を踏まえて、
さらに質問もする事が出来ました。
質問を終え、
椅子に座ると、
バクバクという鼓動も落ち着き始め、
積極的にという自分の宿題を達成した事に、
少し誇らしくなりました。
しかし、その後で凄く後悔しました。
緊張していた間にはあれほど思考が巡っていたのに、
質問を終え安堵したと同時に、
その日のセミナーの内容が殆ど思い出せなくなりました。
すぐさまメモを見直しても、
質問をした事とその答えに関する部分を一部残して、
他のすべての記憶が思い出せないのです。
2時間聴いた話が、
10分位のものになってしまったと感じました。
積極的に参加する方が、
能動的な学びとなり、
身につくものが大きくなる。
そう信じて、
自分らしくない事をした結果が、
こんな事になってしまうなんて。
緊張して頭が真っ白って、
こういう事なのか。
私はストレスに弱いのだと思う気持ちを、
さらに強化した日でした。
今、ストレスについて知りたいと思い、
心理学の本などを読んだりしていて、
この本は途中読みの今ですら、
買って良かったと思っています。
ストレスについて、
人の感じ方は生まれ持ったものであり、
変わらないものだと思っていたので、
変える事が出来るという研究結果は、
とても勇気が湧いてきます。
まだ読んでいない後半にはきっと、
どういう考え方を持てば、
ストレスを良いものとして捉え、
人生を良くして行くのか。
そのヒントが書いてあると、
今再び目次を読んで期待しています。
今日はもう遅いので、
続きを読んだらまた感想を書きますね。
それでは、また。