質問

鬱の時は何をしていましたか?

回答

37歳の時、生活環境がガラッと変わって、新しい環境になじめず、

また誰も話す相手がいなくて、鬱になりました。

毎日仕事をしていましたが、正直やる気も出ず、抜け殻みたいに生きていました
こんなはずじゃないという思いと、現実とのギャップがつらくなり、

東京にいる、一番仲のよかった友達に
泣きながら電話をしたのが鬱の発端です

その後いのちの電話に相談したら、医者を紹介してくれました
医者に通い出して薬をもらいました
睡眠導入剤です
しばらく真面目に飲みました
だけど、薬は嫌だと思ったので、薬、飲みたくないです、と言ったら、

カウンセリングに切り替えてくれました
これがよかった
週に1回だか2回だか、はたまた月に1回だったかよく覚えていませんが、

とにかく自分の思いを聞いてもらいました

いわゆる「生きづらさ」というのを長年抱えていました
鬱になる原因を、カウンセリングを通じて探していました
今から20年近く前のことなんですが、当時はまだ毒親という言葉がなく、

私が本やらネットやらでたどり着いた言葉は
AC(アダルト・チルドレン)
でもこの概念を正しく理解している人はまだ少なく、

「親に感謝がない」などと、理解のない人間から

(「私は世の中のことよくわかってるのよ」と勘違いしている宗教の

ばあさんでした)二重に傷つけられました

40歳の時、唯一心の支えだった父ががんで亡くなりました
父のために人並みの生活をせねば、という気も失せ、仕事もせず毎日寝てました
たまに医者に行って、カウンセリングで話をして、

図書館で本をむさぼり読むという毎日でした
もうとにかく気になることについてとことん本を読む
それだけ
それ以外何もしない
やりたくないことは何もしない
もともと人に合うのが好きじゃなかったから、

2週間ぐらい黙って引きこもっていても全然平気
眠くなくてもずーーーっとベッドの中にいたな
それで、いろいろ考えてました
いっそ海外行っちゃおうかな、とか
行っとけばよかったなと今思っています

当時どうやって日々過ごしていたのか、正確には覚えていません
だけどまるで根っこが生えたかのように、

ずーーーーっとベッドにいた気がします
医者に通って、薬に頼らず、カウンセリングでなんとかしようとしたのが

よかったのか、それとももともと気が強かったせいなのか、
それから数年後、母親はじめ気に入らん人間どもに、思いっきり一喝して、

泣いて謝らせてすっきりしました

45歳の時、ようやく方向転換できたようでした
東日本大震災の年です
家を出て、新しい生活を始めて、また転んで、また起き上がって
その後も時々、精神科のお世話になりたくなることもあったけど、

2020年を境にそれもなくなりました

あのころと比べると、めちゃめちゃ生きやすくなってる気がします
Quoraを始めて、オンラインでのいい関係のお友達が増えたせいかな