質問

鬱だった事はありますか?
その時どんなことを考えながら生活していましたか?

回答

ありましたよ。

鬱って、起こりもしない未来のことに不安に感じることの究極的な状態なんだと

思います
誰でも月曜日は憂鬱だと感じるものですが、鬱はもっと漠然とした未来に

不安を感じるんだと思います
私の友人にも多いです

でもその逆に何に対してもポジティブな友人もいます
私の女友達で、ネットで知り合った男性と結婚し妊娠
が、子供が生まれる前に性格の不一致で離婚
さらに生まれてきた子供も重度の障害をもって生まれてきました
もともと気が強い子だったのですが、会社の社長にたのんで自分の机の隣に

赤さん用のスペースを用意してもらって、
子育てしつつ仕事もするような人でした

どうやったらそんなにふりかかってきた境遇をポジティブに対応できるのか、

と感心しきりでした

で、鬱になると自分のことしか考えられなくなります
先程の友人の苦労に比べれば私の人生なんて楽勝コースなはずなんですけれど、
頭ではわかっていても「自分は世界で5番目ぐらいに不幸なやつ」

と思ってしまう。。。

40歳のとき、3ヶ月ほど部屋に引き籠もっていた時期があります
このときはもう朝から晩まで自分と同じような境遇の人をブログで探しては

安堵するような日々を送っていました

あと、FXもやっていたのですが、今までの成績をエクセルに入力して、

このままの成績だと1日1,755円は得られるから
節約すれば働かなくても暮らしていける・・・・

みたいな今振り返ると情けないことを
夢見て(やはり)安堵するような日々を送っていました

あとはそれらをブログに綴っていましたね
文字にすると安心するんです

でも、2年前、母親が急に重度の認知症になり、

起きているときはつきっきりで面倒を見なければならなくなりました
先程の友人ではありませんが、その時は逃げ出さずに真摯に母の介護に

向き合っていました
老人鬱の父親の介護も同時進行だったので、このときはホント大変でした

今、人生を謳歌している私ですが、たまに(昨日もちらっと)その時書いたブログを

読み返しては懐かしさを感じます
思い出というのは人生という料理の最高のスパイスで、当時は地獄を

さまよっている感覚だったんでしょうけれど、
今読み返すとなんだか楽しい想い出に書き換えられているんですよね~

でも、その時(鬱だった時)の経験があるからこそ、今、謳歌できているんだと

思います
映画でもそうですけれど、起承転結がなければせっかくのハッピーエンドも

羨望や嫉妬、妬みに感じるかもしれません
人生も同じ
つらい経験があってこその謳歌なのです