ごみ溜めが病院内に設置されている 単独棟で保管すべき

 2月15日に開かれた市議会の病院特別委員会の資料の「平面図案」に、今日もう一度目を通していたところ、驚いたことがあった。なお、伝え聞くところによると、前川管理者はこの「平面図案」が「基本設計」だと勘違いしているそうだ。

 図面案を漫然と眺めているとそれなりのものに見える。しかし、少し注意して見ると色々と問題が見えてくる。

 今日まず驚いたことは、感染廃棄物を含め廃棄物庫が病院内に組み込まれていることだ。ごみ溜めが病院内に設置されている。図を拡大して添付する。

 通常であれば、病院の建物とは縁を切って、別の単独棟で保管・排出されるべきものだ。冗談(ブラックユーモア)にしてもほどがある。

 

 

市長は評価するが、土地が狭い 河川保全区域にはみ出し 救急車両の動線に無理 6階建てで電磁波の影響受けやすい 

 このような「設計」になっているのは、言うまでもなく土地が狭いうえに形状が悪いからだ。最初に図面案を見たときには、以前に指摘したこともあって、外構施設が中ノ池川の河川保全区域にはみ出していること、また救急車両の動線に無理があることには気づいたが、病院内のレイアウトにまでは特別な注意がいかなかった。

 救急車両の動線は基本計画段階では、病院と体育館の北面を回り込んで、市道から大駐車場へ繋がる道に出るようになっていた。その動線にも無理があったが、今回のはさらに悪い。 基本計画のことを言えば、計画では5階建てであったが、採用された案は6階建てになってなっている。高圧電線に近づき電磁波の影響を受けやすくなったことになる。これも土地が狭いために1階高くしたのだろう。
 市長は今年1月22日の記者会見で、「専門家の委員が選定されたプランですので、さすがに良いプランと思いますし、特にリハビリテーションを6階に配置され、一部屋外を利用するなど開放的な工夫を施している点などは良かったと思います。」と記者の質問に答えている。この気楽さがごみ溜めを病院内に設置することを認めたのだろう。このような病院を本気でつくる気なのか?