1月15日が駅前開発のプロポーザルの「参加申込締切」

 昨日1月15日が駅前開発のプロポーザル「参加申込締切」だった。このことについては昨年12月15日に「駅前開発業者募集 市に2.4億円の損害与える簿価売買の根拠は?」と題して簡単に触れた。
 市がホームページで公表しているスケージュールを改めて確認した。添付したとおり、この後2月26日が公募提案等関係書類受付締切、3月中下旬にプレゼンテーション・ヒアリング、そして3月下旬に選定結果通知となっている。
 これで見るかぎりでは、駅前開発という重大な事業の提案内容と業者を市民や議会に協議しないで実質的に市長の一存で決定する手続きになっている。
 念のために公募要項を見てみると「選定委員会」なるものを設けることにはなっている。しかし「選定委員会」の役割や委員構成、開催予定など具体的なことは記載されていないようだ。

 

 

市民に提案内容も知らせないで決定する手続き? 独断専行による市政の私物化?

 市はこの駅前開発を「野洲駅南口周辺整備官民連携事業」と称しているが、その内容と手続きは公表された資料を読んでも大変分かりにくい。したがって当然のこととして、プロポーザルによる業者選定の手続きはさらに分かりにくい。そしてこのことは市広報紙で市民に情報提供されていない。

 上に書いたように2月26日に提案等関係書類を受け付けて、早くも1月後の3月下旬には業者を選定し、結果通知を行なうという慌ただしいスケージュールになっている。

 マンションが建つのではないか、体育館病院ができないのではないかと心配する市民がいるなかで、市民と協議するどころか提案内容も知らせないで、提案と業者を決定する手続きになっている。これではまさに市長の独断専行による市政の私物化とみなされるのではないか?