医大寄附講座 整形外科医1名確保のため大仕掛け必要? 金、時間、労力など資源の浪費

 今日12月6日は市議会本会議で質疑と質問があった。ネット配信で傍聴したが、ずっとというわけにいかないので、関心のあるところをあたりを付けてスマートフォンで見た。とはいっても、今日はあたりを間違えて、肝心のところを逃してしまったので、十分な紹介ができない。
 開会最初の議案質疑では小菅議員と益川議員が、昨日のブログで話題にした滋賀医科大学への寄附講座について質していたようだ。
 担当部長の答弁は、ほぼ昨日紹介した過去のものの繰返しであった。そのなかで、市民の健康のための共同研究であると強調していたが、実のところは医師確保、それも整形外科医1名の確保が主な目的。そのために、なぜこのような大仕掛けをする必要があるのかについての説得性がなかった。
 栢木市長の進め方の特徴は、体育館病院や駅前開発などもそうだが、目標達成を主眼にもっとストレートにやれば良いのに大仕掛け手法でお金と時間、そして職員等の労力など資源を無駄に費やしているのではないか?

11月17日に本当に体育館病院の契約は結ばれた?
 一般質問では、橋議員が体育館病院の受注者選定と国道8号バイパスのアスベスト対策について質問。しかし、質問時間のあたりを間違って2つとも聞き逃してしまった。
 体育館病院の一連の入札手続きと一部工事費のゼロ算定を指示しての落札に至った手法は、地方自治法等に定める公共発注の手続きにはずれたものだと考えられる。したがって、法令遵守はもちろん、野洲市の信頼性確保のために徹底的に明らかにされる必要がある。残念ながらどのような進展があったかは分からない。
 この件に関しては以上の問題に加えて、市と業者との間に契約が本当に結ばれたのかの確認が必要。先月の市長記者会見を伝える新聞記事では、11月17日という不自然な期日に契約が結ばれたことになっている。しかし、その後に出た市広報紙や市長与党会派の折込チラシでは業者決定とだけで、いくらで契約を締結したとは明記されていない。
 本当に11月17日に体育館病院整備の契約が結ばれたのか疑問だ。市広報紙では、ゼロ算定された工事費数十億円を盛り込んだ契約が結ばれていないことを注記しているのだから、いずれにしても、厳密には契約は結ばれていないことになる。
 先日も書いたように、通常であればこのような不安定で対等でない状態で業者が設計・施工に着手するとは思われず、外部から客観的に見れば、病院整備は始まっていないと考えられる。

 

バイパスのアスベスト 議会質問を待たず、市民に対する積極的で丁寧な情報提供が必要

 国道8号バイパスのアスベストについては、先日新聞記事をもとに懸念を書いた。あれからもバイパスの沿道となる地元にはもちろん、市民に情報が入ってこないので今日の質問には関心があった。しかし、聞き逃したので、新聞記事以上の情報があったかどうか分からない。議会質問を待たなくて、市民に対する積極的で丁寧な情報提供が必要。