明日10月31日が入札書の提出日

 体育館病院の入札手続きが最終段階に入っている。市が公表している最新のスケジュールでは、添付の表のとおり明日10月31日が第二次審査書類提出期限の最終日で、入札書と内訳書の提出日となっている。


 そして、11月7日にプレゼンテーションとヒアリングがあり、その後引き続き「開札・総合評価」があることになっている。翌日11月8日が「入札結果の公表」となっている。

 なお、市民に公開して行わるべきプレゼンテーションは非公開となっている。これでは、市民は業者が複数の場合に提案される新病院設計のコンセプトとイメージの比較ができず、結果を待たないと分からない。

 

工事費をゼロの指示はいつ、だれが? 密室型でいわゆる危ない橋を渡る行為 

 6月1日に入札公告が行われたときに、不自然で不合理な入札手続きだと書いたが、ここまで来て、第二次審査が資格審査ではなく、要するに入札に伴う審査であることが分かった。


 ところで、この最終スケジュールを見ていて疑問に思ったことがある。それは「参加事業者には一部の工事費をゼロと算定した入
札書を提出させ」(毎日新聞2023年10月21日)る手続き。この手続きは、管理者や市長にとっては何でもないように見えるかもしれないが、重大な責任を伴う重要な手続き。だれが、いつ、文書か口頭なのかなどどのような形で行うのかを明らかにする必要がある。ところがこの手続きがスケジュールには抜けている。


 また、通常の入札手続きは結果が出たらすぐに契約だが、今回の場合は異例・異常にも「総合評価方式で落札業者を決め、契約後に
改めて115億円以下で全体の工事費を決定するとした。」(毎日新聞2023年10月21日)のだから、この手続きについても一連のものとしてスケジュールで明らかにする必要がある。

 このように見てくると、相変わらずの密室型であるとともに、官製談合の疑いが晴れない、いわゆる危ない橋を渡る行為であることが改めて確認される。