「病院整備に影響はないということですか。」 

 明日6月8日、市議会の定例会がはじまる。

 今年度最初、4月20日の市長記者会見で、「創政会から村田議員が脱退されて6人となり、新誠会と同じ人数となりました。創政会は市長与党といわれていますが、最大会派ではなくなったことについて、どのようにお考えですか。」とあるように、4月から議会の会派構成が変わった。

 一昨年の市議選以降、鉄の結束を誇り、市長提案の議案すべてを可決してきた「市長与党」に亀裂が入ったことになる。村田議員の離脱の理由は分からないが、異例なことなので、記者の年度最初の質問になったと思われる。なお、年度最初の会見であるのに質問はこれしかなかった。

 確かに、記者の質問に対して市長が「村田議員が創政会から脱退されても、変わりはないと考えています。」と答えてるように、3月議会で病院と駅前開発の当面の予算は可決されているので、たちまちの影響はない。とは言っても、記者は「病院整備に影響はないということですか。」と念を押し、市長は「ないと考えています。」と答えている。

 

 

滋賀医大への資金供与は? 医師派遣なら前川管理者で済んでいる

 ところで、半月ほど前だったかと思うが、ある市民から、野洲市が滋賀医大にまとまった大きなお金を出すと聞いたがどういうことか?議員はこの資金供与のことを知っているのだろうかという問い合わせが突然にあった。

 もちろん初耳のことであった。あるとしたら医師派遣のためのことぐらいしかない。しかし、医師派遣については、年俸約2500万円の前川管理者の就任で目的を達成しようとしているのだから、それもないだろうしと思いながら、本当の話なら、次の議会で補正予算案が提案され、議員の知るところとなるだろうと答えておいた。

 ところが、今日、市議会のホームページを開くと議案概要が公開されていたが、そもそも病院事業会計の補正予算案はなかったし、一般会計補正予算案にもそれに当たる項目はなかった。

 市民からのこの問いかけについては、先日、病院事業等に湯水のようにお金を使っていることと、病院の審議会の委員長に滋賀医大の今井教授が就任したことについて書いたときにも気にかかっていた。この市民の情報入手先からすると、全く根拠のない話ではないと思われるが、一体どうなっているのか?