「耐震性能が不足していると判定しています。危険性が高いので早急に措置をしてください。」 10年以上前と同じ判定

 日突然、市民から市立野洲病院の耐震診断結果の資料が届けられた。1月20日の市議会全協で報告され、すでにその概要を紹介したので、簡単に目を通した。ところが、最後の1枚で驚きが。

 この届けられた一連の資料は、公文書公開で市民が得たものらしい。したがって、一般的に公表されていないものも含まれている。

 そこで驚いた資料というのは、最も重要な「建築物耐震評価書」。「耐震判定」は、「耐震性能が不足していると判定しています。危険性が高いので早急に措置をしてください。」

 とはいっても、この判定には驚かない。すでに10年以上前に同じ判定が出ていたので、駅前病院事業が進められていた。したがって、今さらの話ではない。

 

 

「建築物耐震評価書」は陶器浩一委員長名で出ている 健在で安心

 驚いたのは、この「耐震判定」を出した人物。今話題の滋賀県立大学の陶器教授と思われる。専門分野と姓名が一致しているので間違いはないと思われる。

 「建築物耐震評価書」は、令和5年1月25日付けで、「一般社団法人 滋賀県建築士事務所協会 建築物耐震判定委員会 委員長 陶器浩一」名で出されている。

 医師会長は会合で「問い合わせをしたところ、 全く返事がない。 お手紙とメールで出したんですが返事がない。」と困惑しているが、大学外の用務では活躍している。「建築物耐震評価書」の事務はもちろん野洲市の案件だけではないので、それなりに多忙なのではないか?所在が不明のようで安否を心配していた陶器教授が少なくとも1月25日の時点では健在であったことで、ひとまずは安心。