天気予報どおり強い寒波と積雪

 強い寒波襲来の天気予報どおり、昨日1月24日の夕刻前から強風とともに、横殴りの雪が降り出しました。就寝前に吹き付けられた雪が張り付いた窓ガラスから見た外は真っ白。

 今朝起きてしばらくは、青空が出て、朝日に雪が輝いていましたが、その後はまた雪が断続的に降り続き、気温も上がらなかったので、雪が解けなかった。1年前の昨年1月21日も朝起きたら雪景色だったが、これほど寒くはなく、午後から雪が緩みだした。しかし、今日の雪は気温が低いため、解けないどころか、後で触れるように交通量の多い国道8号の路面全体が午後になっても凍ったままだった。かなり珍しい。

体育館病院 雪は大丈夫か?

 午後遅く、市外の知人から野洲市内の雪はどうかと電話があった。自宅周辺の状況を伝えたが、知人の電話での質問の意図はそれだけでなく、このような場合体育館病院だとどうなるかという問いかけも含んでいた。

 確かに、豪雨・洪水、軟弱地盤への地震の影響に加え、豪雪・寒冷のリスクも含めて、体育館と駅前との優位性を比較する必要がある。

 そこで早速、駅前経由で市内を車で回ってみた。

 駅前の停車スペースに雪はあったが、路面は解けていた。

 駅から体育館へ向かう道もほぼ同じだか、ややシャーベット状態。

 体育館の敷地は道路でないので、雪が積もったまま。積雪は駅前と見かけ上はそう変わらない。

 ただし、滋賀県の湖東地域は、野洲川、家棟・日野川、愛知川と琵琶湖への流入河川を北に向かって横断するごとに、寒さと積雪が増すので、駅前よりは状況はやや厳しそう。

国道8号の路面全体の凍結 規制されているスパイクタイヤでないと安心して走れない状態

 帰りは、希望ヶ丘文化公園と花緑公園に寄って帰ってきました。

 ただ、そこで驚いたのが先に触れた国道8号の路面全体の凍結。それも鏡面でなく、大型トラックの轍の跡と、車から落下した雪や氷が一緒に凍結しているので、ダンダラ・ガタガタ状態。前をゆっくり走っていた軽自動車のお尻を見ていると、車体が小刻みに飛び跳ね、左右に振れ続けていた。

 これでは、渋滞していなくてもスピードは出せない。スタッドレスタイヤはもちろん、チェーンでも横滑りして危険。今は規制されているスパイクタイヤでないと安心して走れない。

駅前は鉄道、路線バスなど交通機関の選択肢多い 50年先見越すなら気候変動リスク折込む必要

 そこで知人との話に戻ると、このような気象状態の場合、患者は自分の運転はもちろん、家族による送迎も危険。もちろん、医師はじめ病院職員の場合も同様。

 鉄道の場合も昨夕から今日にかけて運行停止で、多くの人が長時間困難な状況に置かれた。運行停止のもとになった原因は人為的ミスのようなので、今後は防げる。いずれにしても、大量公共輸送機関としての優位性はある。また、駅前の場合は路線バスなど公共交通機関の選択肢は多い。タクシーもこのような場合は、駅前にあっても、体育館病院で待機することはない。もちろん、徒歩圏内の人口も多い。

 なお、今回車で走ってみて改めて確認したこと。それは、市長や賛同議員は、体育館病院の唯一の利点は市の中央であると言っているが、市内全体の動線として総合的にみれば、駅前の方が便利。

 このような寒波と雪は近年では珍しいが、今後、気候変動により、豪雨・洪水とともに、頻度が増すリスクは無視できない。そのリスクを折り込まなければ、50年先を見越した病院とは言えない。