新名神高速道路2車線で大動脈のの機能発揮できていない

 今日は気温が一段と下がり、厳しい冬日でしたが、空は青く、日差しがあったので、午後から三重県の桑名市へ久しぶりに出かけてきました。

 大動脈として整備された新名神高速道路ではあるが、三重県側は旧来の東名阪自動車道が約4km東側を並行しているため、2車線。大型トラックが走行車線を走るため、車の流れが円滑でなく、大動脈の高速道路の機能が発揮できていない。なお、写真は助手席の家族が取ったものです。

博物館で「村正」は見られなかったが、城址へ

 市内に入ってから、まず桑名市博物館を尋ねました。桑名市は日本刀「村正(むらまさ)」の刀工一派の拠点であった。それで、何かの展示があるかと思っていったのですが、入館してみると、あいにく今の期間に限ってそれがなく、全館が地元のサッカーチームに関する展示でした。

 仕方がないので、すぐ引き上げ、近くの揖斐川河口べりの桑名城址へ行きました。城址とはいってもほとんど遺構はなく、今は「九華公園」として市民に開放されている。堀には水鳥がやすらっていました。

 天気は良かったが、余りにも風が冷たく、城址から揖斐川のすぐ上流にある「七里の渡跡」まで歩く元気はありませんでした。

 

1945年7月17日のB29機94機による空襲で市街地の77%破壊

 桑名市は先の大戦末期、昭和20年(1945)に米軍の空襲を6回受けている。

 総務省のホームページに紹介されている『桑名市における戦災の状況(三重県)』では次のとおり。

 「4回目は、その一週間後で、戦争終結の前月、7月17日未明の焼夷弾大空襲で市街地は焦土と化した。

 米軍の資料によれば、17日午前1時25分から2時40分にかけて、B29機94機が、100ポンドのM47焼夷弾5,837発と500ポンドのE46焼夷集束弾2,460発を投下し、市街地の77%、山本重工30%、三菱重工80%が破壊されたとなっている」。この時の死者は390人、負傷者735人となっている。総務省ホームページから図と写真を転載しておきます。

 母親が桑名の出身だったので、戦災で知人・友人が亡くなったこと。また、表現がきつくなりますが、あえて書くと、被害者の遺体が電線にぶら下がっていたなど、悲惨な状況の話を昔何度か聞かされたことを思い出しました。まさに、今のウクライナの状況。

 桑名城址の遺構がないのは、これまでこの戦災によるものだと思っていましたが、、元禄14年(1701年)には桑名市街地の過半を焼く大火で天守などが焼失し、その後再建はされなかったことを初めて知りました。

反撃能力保有「賛成」59%、「反対」27% 適時・的確な反撃は可能?

 ところで、今日の毎日新聞のネットニュースで「岸田内閣支持率25% 政権発足以降で最低 毎日新聞世論調査」(毎日新聞2022年1218)の見出し記事がありました。

 内閣支持率は下げ止まりしていない。気になったのはそのことよりも、 次のくだり。

 「防衛費を大幅に増やす政府の方針については、『賛成』が48%で、『反対』の41%を上回った。」

 「防衛費増額の財源として、増税は『賛成』が23%で、『反対』の69%を大きく下回った。社会保障費などほかの政策経費を削ることについては『賛成』が20%で、『反対』の73%を大幅に下回った。国債発行は『賛成』が33%、『反対』が52%だった。」

 「政府が相手国のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を決めたことについては、『賛成』が59%で、『反対』が27%だった。」

 防衛費の大幅増方針には賛成だが、増税と民生サービスの削減、国債の増発は認めない。これでは筋が通らず、出口が見いだせないが、国民の素直な世論。

 ただ、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有について『賛成』が59%で、『反対』が27%だったことには驚きました。賛否がもっと拮抗するのかと思っていた。敵だから叩い(攻撃し)て当然という、これまた、国民の素直な思いの表れなのか?

 しかし、今日18日のお昼前の北朝鮮の弾道ミサイル2発の特定にも時間がかかっていた。適時・的確な反撃は可能なのか?