「野洲市民病院を早急に駅前に建築」 「現在の市立野洲病院診療体制維持が絶対に必要」

 今朝の新聞に医師会のチラシが折り込まれていました。12月1日付で発行者は守山野洲医師会長の小西常起。チラシの表はこれまでどおり大きな文字、今回は緑色で意見(メッセージ)が書かれている。

 それは、次のように始まっている。

「野洲市民の健康・福祉を守るために、野洲市民病院を早急に駅前に建築し」。

 そして、最後は次のメッセージで結ばれている。

 「現在の市立野洲病院診療体制維持が絶対に必要です」。

 

 

場所は郊外の体育館横ではダメで駅前が良い 病院計画の中身もダメという2段階の否定と受取れる

 これらのメッセージに今さら説明は必要は要らない。11月14日の病院評価委員会で小西会長が述べていた意見の趣旨と同じ。要するに新病院の場所としては郊外の体育館横ではダメで駅前が良い。 また、体育館病院計画の中身、在宅支援に力を入れない診療体制や病棟構成もダメという、市長の計画に対する2段階の否定と受取れる。

チラシは医師会の反対理由が分からない市長発言の帰結

 すでに紹介したように市長は、11月19日のさざなみホールでの市民懇談会に引き続いて、11月21日の市議会の特別委員会でも、医師会の反対理由が分からないと発言した。その時にも書いたが、医師会と同様な考えをもったり、そのことを発言している市民も少なくはないし、現に議員にも半数弱いる。その考えや思いに耳を傾ける努力をしないで、分からないと一言のもとに切り捨ててしまっている。そのような進め方の帰結が今日のチラシ。市民の健康・医療・を支えている肝心の団体とこのような関係で新病院計画を進めるには無理がある。