「マルバノキ」が色変わりしてひょうきんなモービル飾り

 今日は昨日ほどの澄んだ秋空ではなかったが、三上山の山裾歩きを兼ねて花緑公園まで行ってきました。

 ここ数日の冷気で、秋の色づきがだいぶ進んでいました。

 普段あまり目立たない「マルバノキ」(マンサク科)が色変わりしていて、モービル(飾り)のようで、ひょうきんな構成に意外性があって、楽しめました。

 バラは花数は多くないものの、逆に、ゆっくりひと花ひと花楽しむことができました。

 

 

 

 

ミシェル・オークレールの情感豊かな演奏 メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

 ところで、先日自宅の古い書棚で本を探していたところ、LPレコードが30枚ほど出てきました。ある時期からまたレコードを集中して楽しみ出すようになってから、昔買ったのをまとめたつもりだったのが、まだ残っていた。

 いずれも50年前の1970年代初めに買って聴き親しんだもの。クナッパーツブッシュとウィーン・フィルのブルックナーの交響曲第3番、ヤッシャ・ホーレンシュタインのマーラー交響曲第1番など。

 なかには、埃が付いたりカビが浮かんでいるものがあったので、問題ないものも含め、すべてレーベルを保護して水道水で洗って、袋を入れ替えた。そして、早速針を降ろしてみたところ、どれも蘇ったように生き生きと音が出てきた。

 これらのなかで、この秋の時期にふさわしく心に響いたのは、ヴァイオリン演奏。ミシェル・オークレールとヘンリク・シェリング。

 とりわけ、オークレールのメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲には当時よりも心に入り、楽しめた。

 オークレールは1924年パリ生まれの女性ヴァイオリン奏者。1943年、19歳でティボー大賞を受賞。演奏活動は1950年代後半から60年代前半に掛けと短く、録音も少ない。このメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は彼女の代表的な演奏。派手さや目立つ技巧はないが、改めて聴いてその情感豊かな演奏は魅力いっぱい。もう一枚のLP、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番のジャケットから顔写真を付けておきます。