駅前の文化ホールを廃止して、さざなみホールに統合!

 今日6月15日の市議会一般質問を傍聴して気になったことがいくつかあって、先に駅前の構想と市有地について書きました。

 あとは、小菅議員の文化施設の統廃合、具体的には駅前文化ホールの廃止。もうひとつが、橋議員が質問した、駅前Bブロックの基本構想・計画の策定支援業務の問題。後は、稲垣議員の栢木市長の公約違反問題と体育館病院問題。

 それぞれ簡単に触れて紹介します。

 まずは、小菅議員の文化施設の統廃合についての質問。具体的には駅前の文化ホールを廃止して、さざなみホールに統合する計画に対する反対趣旨の質問。

 「野洲市文化ホール3施設の集約化検討市民説明会」なるものの開催は知っていましたが、詳しい内容まではしらなかった。すると、先日、参加した市民から、もう決まった話のようで驚いたとの情報が入ってきました。そして、その説明を3月までは病院担当の政策監であった馬野部長が、淡々と行っていることに2度驚いたとの話。市長によるパワハラの後遺症に悩んでいると聞いていて心配していたので、耳を疑いました。

パワハラ部長健在 教育長の驚天動地の文化ネグレクト!

 しかし、今日の馬野教育部長の答弁を聞いて、その情報に間違いないことが良く分かった。平成31年策定の「野洲市公共施設のあり方」で集約化の方向性が示されている。そして行財政改革プランで決められているの一点張りで譲ろうとしない。1年前、Bブロック病院計画を滔滔と説明していた姿が思い浮かぶ。パワハラ部長健在でひと安心。

 加えて、西村教育長も収容人数1千人のホールではダメで、それなりの催しのためには1千500人レベルでないとダメ。だから、さざなみホールに集約するの一点張り。さざなみホールは定員定員497名。意味不明の答弁。

 そもそも平成31年「野洲市公共施設のあり方」には3施設の「集約化」として課題設定がされているだけで、文化ホールをなくすとはどこにも書かれていない。それどころか駅南口構想では、アリーナへの展開が描かれている。

 昨日の益川議員の質問に対して市長は、文化ホールはなくすが、また別に考えたらよいといった無責任な答弁をした。

 いずれにしても、市のスポーツの拠点である総合体育館を病院に明け渡し、市民や児童生徒の舞台芸術や活動の拠点である文化ホールまでいともたやすく廃止することを急ぐ教育長と教育部長。教育長にいたってはホール解体のための国の有利な補助制度がある間に行うと焦っていた。

 この2人の行為は、文化とスポーツを保護し振興すべき立場の人が、逆にそれを放棄する、ネグレクト。市民にとって驚天動地の出来事です。

Bブロック病院基本計画 機関未決定を印刷製本して代金を支払ったなら重大な違反 稲垣議員と市長のぼやき漫才

 後は、簡単にします。

 橋議員が質問した、駅前Bブロック病院の基本構想・計画の策定支援業務が完了したのかどうかの問題。地味な質問ですが、本質的に重要な問題。

 栢木市長は、駅前Bブロック病院の基本構想・計画はまだ機関決定したものでないと明言している。ということは未完了。しかし、契約業務と検査担当の川端総務部長は、年度末に成果物が納品されて検査が完了したと答弁。

 話が込み入りますが、それはこの1千万円強の業務契約が巧妙な内容になっているため。通常は業務委託で成果物を受取る。ところがこの契約はそうでなく、成果は職員が出すこととなっており、業者はその支援を行う契約。これについて、以前、これは委託業務でなく、役務の提供だと指摘したものです。

 契約では、契約の相手方である業者の支援を受けた職員が策定した計画等の成果物を業者が印刷製本して納品し、業務が完了するという複雑な仕組み。

 ということは、川端部長が答弁したとおり、印刷製本した成果物が納品され、総務部で完了検査が終了して、支払いが終わったのであれば、市長の発言は虚偽になる。もし、市長の言うとおり、機関決定したものでないものを印刷製本して代金を支払ったなら、また別の重大な違反。

 もう、何がどうなっているのか分からない。

 あと、稲垣議員は、市長選挙における市長の公約違反に対する責任について蒸し返し、市長と2人で茶番劇かぼやき漫才みたいなことを演じていました。盟友であるなら、市長がぼやいていたように、こんな所(議場)で貴重な時間を無駄にして行うものではない。