令和7年秋開通は確か?

 1月あまり前のこと、市民から国道8号野洲栗東バイパスの開通は予定通りか?遅れているのではないかと問われました。

 もちろん私は直近の情報を持っていないので、以前紹介した国土交通省のホームページに令和7年秋開通予定と出ているので、それは確かだろう。ある程度の見通しがつかない限り、具体的な時期を公表しない慣例なので、公表した限りは確かだろう。また、開通は、遅くとも令和7(2025)年に滋賀県で開催される国民スポーツ大会までにはという前提になっていたので、その点からも間違いないだろうと答えました。しかし、バイパス事業に事業所敷地の一部を用地協力したその市民は、いつまでも店先が工事中みたいで困っていると嘆きつつ、納得しない様子でした。

「一日でも早い全区間の供用」と地元は控え目 きめ細な情報提供を

 その後、国交省のホームページを改めて確認すると、昨年紹介した資料はそのまま掲載されていました。ところが、先月の半ば頃だったか、自治会の回覧で、「国道8号野洲栗東バイパス トピックスNo.10」という1枚物の資料が回ってきた。その時は急いでいたので、流し読みだけして隣家に回しました。ただ、流し読みのかぎりでは、令和7年という文字はなかった。

 その後も気になっていました。この資料は、守山・栗東・野洲の3市で構成しているバイパス整備促進期成同盟会のものなので、ネットで探ればどこかの市のホームページには掲載されているだろうと思って試みると、栗東市のホームページにNo.1からすべて整理して掲載されていました。

 そこで、No.10(令和4年3月号)を改めて読んでみると、やはり、どこにも令和7年秋開通予定とは書いていない。それどころか、整備促進期成同盟会の最近の決議でも、「国道8号野洲栗東バイパスの一日でも早い全区間の供用」と控え目。通常とは逆の現象です。通常は、地元は期限を切って要望し、道路管理者である国の方が確かな目途が立つまでは、時期を公表しない。しかし、国は1年前に令和7年秋開通予定と公表済み。

 3月半ばに紹介したように野洲川の架橋工事も進んでいるようだし、また栗東市内の名神高速栗東第二インターの接続工事も進んでいる。ただ、言うまでもなく、道路の場合は、小さな個所の支障も残らず完了して、すべてが繋がらないと開通できない。いずれにしても、もう少しきめ細かで整合の取れたな情報提供が望まれます。

 なお、写真は今日の夕方のものです。