事実無根の噂の丁寧な刷り込みからの連想遊び

 いささか連想遊びめきますが、昨日紹介した知人からの昨夜のメールから話をつなげていきます。

 私が市外のマンションに引っ越しているという事実無根の噂がまことしやかに広がっているという。メールで伝えられた状況のリアル(迫真)さには内心驚きました。

 そして、その後のメールのやり取りからは、それを信じている人は少なくないようでした。そのことから気が付いたこと。それは、もしその噂を信じ込んでいる人に私が偶然市内で出会ったとしたら、噂が悪質なデマだったと気づくのでなく、私が一旦市外に住んでいてまた戻ってきたと思うのではないかと考えられるほど、丁寧に刷り込まれている。そう思えるほどでした。そして連想は続きます。

公約違反とパワハラ疑惑の「禊ぎ」としての出直し選挙

 この奇妙な噂話のミステリーは、私にとっては痛痒(つうよう)を感じないのでどちらでもよいのですが、ここから飛躍しての連想。

 私が市外に引っ越しているという奇妙な噂が流されたことは今までにも何度もありましたが、これが集中したのは栢木市長が市長選に立候補した時。一昨年秋の市長選の前とさらにその4年前の市長選の時、今から言えば6年ほど前です。

 ということで、ここからいきなり本論に入ります。あらかじめ断っておきますが、連想によるまったくの推測ですが、そう遠くない先に栢木市長が市長選に立候補するのではないかということ。公約違反とパワハラ疑惑の「禊(みそ)ぎ」としての出直し選挙。

市長はこれまで同様稲垣議員の指示に従い体育館敷地内に病院公約掲げ出直し選挙?

 この推測の理由を整理してみます。

①ひとつは、私の市外への引っ越しのデマが集中的に流れていること。これは空が曇れば雨が近いといったレベルの軽い兆候。

②もうひとつは、手詰まり状態の病院問題の打開策として有効だから。

 市長は遅かれ早かれ病院整備についての「熟考中」の冬眠から覚めて、病院の場所を公表しなければならない。

 しかし、市長が公表したからといって、公約の現地半額建替え以外であれば根拠がなく、市長が勝手に決めるわけにはいかない。また、市議の一部や医師会、さらには市民の反発も予想される。これを一気に打開するには、新しい場所を公約に掲げて選挙に打って出て、民意を得るのが手っ取り早い。このやり方で当選すれば、だれからも文句は出ない。

 なお、その新しい場所とは、今回のパワハラ疑惑で図らずも明らかになった、昨年5月18日の庁内協議で市長が主張した体育館敷地内。おそらくは旧温水プール跡。

 この案は、一見のところもっともな妙案。しかし、この場所は周知のように、25mプール跡で面積が狭い。また元は沼地で、地盤軟弱等々の問題がある。したがって、検討に入れば、現地建替えやBブロックと同じレベルかそれ以下であることが判明する。

③パワハラ疑惑の「禊ぎ」として有効だから。

 パワハラ疑惑の解明は、市議会は要望書で手打ち。後は、6月の第三者委員会までは動きがないし、それも怪しい。

 いずれにしても、攻撃は最大の防御。市議会の大勢も市長についている。速攻で出直し選挙に打って出て、民意を得てパワハラ疑惑をリセットする方策が手っ取り早く、県外に成功例もある最善策。

④稲垣議員の指示に従う。

 これまでの栢木市長の動きは、市長の盟友である稲垣議員の示す通りの方向で結果的には運んできた。昨年の市議選の前あたりから今にいたるまで、稲垣議員は市長の病院現地半額建替え公約の履行かさもなくば辞職、そしてBブロック病院の反対、さらには「内閣改造」などと大げさな言葉で病院担当職員の更迭を求めてきた。この「内閣改造」という不当で職員の存在と貢献を無視するような異常な介入まで市長は飲んだ。4月1日付の人事異動を見ればやりすぎなくらいの従いよう。

 ということで、市長は稲垣議員のこのような指示を受け、これまた稲垣議員が主張する体育館敷地内に病院を整備する新たな公約を掲げて、出直し選挙に打って出る公算が高いと推測される。常識的に見れば極めて乱暴なことですが、これまでの乱暴さからすれば大いにあり得ること。

「熟考中」を続けるわけにはいかない 市健全化に向けての心の準備が必要

  以上が、標題の「病院を体育館敷地内整備の公約掲げ市長が出直し選挙?」の理由です。はじめに断ったとおり、私に関する根も葉もないうわさ話の蔓延(まんえん)からの連想。だから、別のシナリオ(見通し予測)も十分想定されます。ただし、市長はいつまでも病院「熟考中」を続けるわけにはいかない。いずれ、そのうち市民が驚く発表と行動が市長から示される。そのために、市民は心の準備が必要。それも、当然、市の健全化に向けての。