市議会2月定例会の手続きが今日から始まる

 今日から市議会の第1回定例会の手続きが今日から始まりました。開会は来週25日ですが、今日14日はそのための会派代表者会議があったことになっています。おそらく今日、議案の概要が示されているはず。そして、17日に議会運営委員会ですべての議案が示され、審議する議案が確定。同日引き続いて、全員協議会と 議案説明会が。したがって、近々、議員には新年度予算案や条例改正案等の議案が渡されることになる。

17日全員協議会で配布の施政方針素案で病院の何らかの情報が明らかに?

 病院に関しては、昨年来予定されていた病院事業設置条例の改正案は、市長が今年になってから見送ると言い出したのでおそらく議案にならない。また、新病院整備に関しても「熟考中」なので盛り込まれない公算。なお、新年度予算案は昨年末に原案が固まっていたが、すでにその段階で事業費が盛り込まれていなかったので、実質は創政会からのBブロック病院断念の要望書が予定されていたことになります。

 ということで、議会が始まっても、今の見込みでは新病院に関する正式の議案が提案されないことになる。後は、第1回定例会で行われる各会派の代表質問でどれだけどれだけ状況が明らかにされ、混迷から抜け出して展望が明らかにされるかです。

 そこで気になるのが、本会議の開会冒頭で述べられる市長の「令和4年度施政方針」。これは議案ではありませんが、新年度予算案などの議案の提案に先立って、市長による新年度の政策方針と主要な事業の説明、というより宣言。各会派の代表質問はこの施政方針が基本になります。

 予算案や条例改正案などの議案はなくても、施政方針では新病院について何らかの方針を明らかにしなければならない。まさか、そこでも「熟考中」というわけにはいかない。

 施政方針は開会日の25日に議場で市長によって演説されて確定します。しかし、代表質問案策定の参考のために、全員協議会で施政方針の素案が配布されるのが慣例になっている。したがって、後2、3日で、「熟考中」が終わって、新病院についての何らかの情報が明らかにされるのか?

つぼみがなくては花は咲かず、実もならない 新病院のどのようなつぼみが施政方針に?

 なお、今年度「令和3年度施政方針」では次のとおりとなっています。

 「市民病院整備については、現計画を見直すため、野洲市民病院整備運営評価委員会に2つの専門部会を設置し、精力的に検討を進めてまいりました。」

 「市長に就任した際、所信の一旦として述べさせていただきました「市政を二分してきた新病院整備問題」につきましては、市民の皆様のご期待に添えるよう、できるだけ早く結論を出し、本来の正常なまちづくりを進めることは私に託された使命であると考えております。」

 この市政方針は、病院の現地半額建替え公約断念の前に行われているので、このような内容になっています。

 今日は天気予報どおり午後から春めいた陽気になってきたので、花緑公園までの往復を寄り道をしながら歩きました。産毛にくるまれたハクモクレンのつぼみが日に日に膨らんできています。また、園内の花も咲き始めている。言うまでもなく、つぼみがなくては花は咲かず、実もならない。

 17日に示される「令和4年度施政方針」素案には、新病院のどのようなつぼみが用意されているのか?それに対して各会派は代表質問によってどのように迫っていくのか?今議会ほど代表質問の役割が重要になることは異例です。