緊急事態宣言が解除になって最初の週末。夕方から琵琶湖岸のマイアミ浜オートキャンプ場に様子を見がてらでかけてきました。

 輝くような秋の日の終わり。日が落ちて、湖岸は風も穏やかになって肌に心地よい。

 自然のなかで過ごすには、最良の季節の最良の時間。

 サイトに近づいていくといつもと違って明るい。

 ただし、輝いているというよりも、ぬくもりのある明るさが広がっていました。

 聞くところによると、今夜は、コールマンのヴィンテージランタンの愛好者たちが、それぞれ愛用のランタンやコレクションを持ち寄って楽しんでいるとのこと。

 コールマンのヴィンテージランタンの愛好者のことは、話で聞いていました。ところが、その品々を、それも夜、明かりのともされた状態で見るのは初めて。

 私もかつてはカヌーキャンプ用に使ったことはありますが、扱いが面倒なので、早くから、ガスやバッテリーのに切り替えた。

 それが、今夜は、コールマンランタン、それもヴィンテージものの光の饗宴でした。

 並べて灯がともされているものでは、1900年代初めのものは当たり前という感じで、古いものでは1800年代末のものもあるようでした。

 いずれも、きれいに磨かれ、手入れが行き届いて、炎の光で輝いていました。

 屋外用のランタンだけでなく、細い銅管でガスを送る室内用のものまで置かれていました。

 また、フランス製のステンドグラスの傘を組み合わせたおしゃれなランタンを愛用している方たちも。

 ランタンだけでなく、テントやキャンプ用具、車にもそれぞれ皆さん愛着とこだわりがあるようでした。

 さらに、ペットにも。可愛いと言っても、聞いたところ13歳だったかで、お婆さんになるらしいですが、ミニ豚がおとなしくテントで憩っていたのには、驚くとともに微笑ましく思いました。