国スポのラグビー会場整備進むが、市長公約の野洲市の準備運営は未定? 

 行政代執行で解体された老朽化空き家マンションについて先日書いたときに、引用した新聞記事。その記事には2025年の滋賀県国民スポーツ大会のラグビー会場問題についても触れてました。それに、ちょうど1年前、国スポの1年延期の滋賀県のモタモタ騒動についてブログに書いたこともあり、希望ヶ丘文化公園へ散歩を兼ねて出かけてきました。

 紅葉には早く、花は萩ぐらいでしたが、野球場裏手の紫陽花がドライフラワー状で残っていて、詫びの美しさといったところでした。

 球戯場が人工芝のラグビー場に改修・改装されたことは以前紹介しました。続いて、陸上競技場が改修中の模様。滋賀県と県協会の国スポのラグビー会場選定理由が3面確保できるのはこの希望ヶ丘文化公園しかないということだったので、この陸上競技場もラグビー場として整備するのか?さらに、まだあと一面どこかに整備しないといけない。

 3面の整備といっても、この公園での国スポの施設整備は比較的控え目です。それよりも、それこそ、「身の丈に合わない」と懸念があった主会場の陸上競技場と県立体育館の整備はどうなっているのか?もともとから情報の公開度が低かったうえに、コロナウイルス対策に隠れて、県民に情報が伝わらなくなっています。

 ところで、市長の公約どおり、野洲市が国スポのラグビーの開催地として準備運営に当たるように変更になっているかどうかとネット検索しました。公表資料で見る限り、今年度もまだそのままのようです。

 

 

補正予算案の修正案が一本化されるなら、賛成過半数となり可決される見込み

 ところで、明日の9月17日の市議会定例会最終日。議員提案の2つの修正案を入れて3つの案がいずれも委員会で否決された補正予算案。その混戦・混乱がどう決着するのか?

 一昨日の委員会採決からは過半数の議員が市長提案の議案には反対していることは明らか。そうなると、Bブロック病院の実現性もまだ不確かななかで、Aブロック私有地の売却までも視野に入れた複合商業施設誘致の準備事業経費を除いて、コロナウイルス対策費や図書館の図書費などは通す修正案が可決されることが望ましい。修正案が一本化されるなら、過半数となり可決される見込み。

修正案可決を市長が再議でひっくり返すことは可能性だが、その責任は自らに帰って来る

 ただし、駅前の複合商業施設誘致が公約の一丁目一番地であるとして、市長がこだわり、修正案の可決を再議をかけてひっくり返しにかかる可能性は残ります。

 もしそうなって、再議となった場合は2/3の賛成が必要となるので、いったん可決された修正案は最終的に否決となる。しかし、それは、市長が自ら首を絞めることになる。修正案が否決されたところで、すでに委員会で否決されている市長提案の予算が可決される見込みはない。ということは、いずれの予算案も通らず、市長自らがコロナウイルス対策費などの予算を止めにかかったのと同じことになる。議員がコロナウイルス対策費などを通す前提の修正案を出していないのであれば別。しかし、せっかく議員側がそれを出しているにもかかわらず、市長自らその修正案を通さないように議員を追い込めば、その結果の責任は議員側でなく市長のものとなる。もとをただせば、就任以来の無理の押し通しの蓄積がここに出てきているともみられる。

 いまだに理解できない一昨日の田中陽介議員の修正案の提案や3月議会でのどんでん返しの例があるため予断は許しませんが、明日は市民が安心できる市政正常化への道筋になる審議と採決になることを期待します。