3月下旬から4月初めの陽気との天気予報。ぴたりと当たって今日は朝から2月中旬とは思えない好天でした。

 久しぶりに揃いのシングル2艇で漕ぎに出ました。立春過ぎというに相応しく、日差しは明るく、琵琶湖の湖面から見る景色は春霞に揺らいでいました。

 山系の頂上にわずかに雪を残した比良を背に長命寺港と沖島を結ぶ船が過ぎていきました。

 この時期、南向きの岸の斜面に咲く水仙が見えない。上がってから歩いて戻りました。岸は雑木と茂った枯れ草が広がって、その間に所々小さな株が花をつけ始めていました。

 南の方、さざ波が銀色に輝く湖面の向こうに『万葉集』などにも詠まれている「水茎(みずくき)の岡」とさらに離れて三上山が。