病院船~ずっと君のそばに~
ああ、癒された~
泣いた~
途中から、映画みたいにかぶりつきで見た~
なのに、どうして、酷評が多いの~
いいドラマだったじゃない。
韓国ドラマcom「病院船~ずっと君のそばに~」より
〈あらすじ〉
ソウルの総合病院に勤務するウンジェ(ハ・ジウォン)は誰もが認める優秀な外科医。
手術の腕前は天才的な反面、自分の気持ちを表すのが下手で、人付き合いは大の苦手。
離島で暮らす母親との間には長年の確執を抱えていた。
一方、医療設備の乏しい離島を回る病院船に内科医のヒョン(カン・ミンヒョク)が着任。
ヒョンは消化不良を訴える一人の中年女性に、念のため病院で精密検査を受けるよう促す。
その頃、ウンジェの元に母から電話がかってくる。
多忙を理由に冷たくあしらうウンジェだったが、間もなくして母は心臓発作で倒れ、駆けつけたウンジェの目の前で息を引き取ってしまう。
ウンジェはソウルの病院を去り、母の面影をたどって病院船に赴任。
他人と距離をおくウンジェは病院船で孤立していくが、不器用ながらも芯の強いウンジェの姿にふれたヒョンは、次第に惹かれていく。
そんなある日、ウンジェは過去の診察記録から母親のカルテを見つけ、母親を最後に診察したのがヒョンであったことを知ってしまう。(「病院船~ずっと君のそばに~」公式サイト)
〇 カン・ミンヒョクの脱皮
韓国はk-popの歌手たちが俳優業に続々と進出しているが、本ドラマのカン・ミンヒョクもそう。
彼は、CNBLUEというグループに属している。
グループで一番有名なのは、「美男ですね」「オレのことスキでしょ。」「三銃士」に出演しているリーダーのジョン・ヨンファ。
「オレスキ」にも出てたミンヒョクは、グループの中でもかわいい末っ子的存在。
それがどうよ。
こんな、ヨンファ兄さんが演じてもいいような準主役をもらって、しかも、相手役がハ・ジウォン!!
どういういきさつでこんなビッグチャンスが舞い込んできたのかわからないけど、CNファンとしても、ほんとにうれしい。
だけど、母親のような心境で、ハ・ジウォンに見劣りするのは仕方ないけど、作品の価値を下げたらどうしようとか要らぬ心配をしてた。
それが、どうよ。
しばらくミンヒョクを見てなかったけど、すっかり大人の色気も交えたミンヒョクが、なかなかいい感じで内科医クァク・ヒョンを演じている。
しかも、7話で不意打ちキスをして以来、私の心臓はバクバクし始めた。
ミンヒョクに、あのミンヒョクに、萌える~💛
それからというもの、まるで、この間のチャ・ウヌ状態に陥る中年おばさんhito。
もっと前でいうと、「上流社会」のパク・ヒョンシクを見てしまった時と同じ状態だ。
ミンヒョクがかっこいい・・・。
いや、これはミンヒョク、ブレイクしちゃうんじゃないの?
凄いドラマに出させてもらったもんだと、改めて、キャスティングしてくれた関係者にお礼が言いたい。
ありがとう~!!
〇ハ・ジウォンの演じたツンデレ
ハ・ジウォンが切れ者の外科医ソン・ウンジェを演じた。
「奇皇后」を見ている方なら、ジウォンがどれだけカリスマ女優かご存知と思う。
そのカリスマ性は、本作も健在。
ウンジェは、外科医としてのプライドがとんでもなく高い。
自分が培ってきた外科医としての実績を確実に実力に変えてきた。
だから、どんな高難度な手術にも挑む、ドクターキム・サブのような医師だ。
始めは、女性初の外科科長という出世欲だった。
しかし、自分が関われず母を死なせてしまったことで、ウンジェの外科医としての存在理由に変わっていった。
わずかの確率でも望みがある手術は受けてたつ。
ハ・ジウォンの動物のような眼差しがこのドラマで復活する。
そのウンジェが年下の内科医に恋をしてしまった。
もちろん、これまで恋をしたことなどない。
ウンジェは内部告発したことでソウルの大病院を追い出され、病院船に左遷されたようなものだが、この病院船に公衆保健医として志願した男がいた。
それが、内科医クァク・ヒョン。
ヒョンは人の痛みがわかる人間で、ウンジェに向かうさまざまな障害を同僚としてかばううちに、気の強いウンジェに惹かれていくのだ。
どうやってヒョンがウンジェを落とすのか、それも本ドラマの見どころの一つだ。
恋を知ったウンジェは、自分の弱みを見せるのが恥ずかしくて、素直でない行動をとる。
そうじゃないからっ・・・
見ていて、じれじれする。
そのたびに苦悩するヒョンに、見ているこっちが射抜かれてしまいそうになるww
〇脇を固める役者たち
病院船という特殊な空間で働く同僚たち。
ほんとにいい仲間たちで、ウンジェの性格が円くなれたのは、彼ら・彼女らとの信頼関係が築けたから。
そして、島民の患者たち。
終盤に出てくるビデオレターにはやられてしまった。
ウンジェの父親にチョ・ソンハ。
本ドラマで一番情けない役を引き受けたチョ・ソンハさん。
でも、この方、こういう役どころもお上手。
ウンジェの母親にチョ・ファヨン、ウンジェの叔母にキム・ソニョン。
最近のドラマで、キム・ソニョンが出ていないドラマってある?
引っ張りだこな女優さんだ。
ヒョンの父親にチョン・インギ。
韓国のシュバイツァーと称される、伝説の外科医。
アルツハイマーになり、息子の顔も忘れるほどなのに、外科医としての本分は忘れてない。
ウンジェの元上司にチョン・ノミン。
医療ミスを隠蔽しようとしたのを、部下であるウンジェに内部告発された。
ウンジェを病院から追い出し恨みもしたが、結局は、ウンジェの熱意に押され、外科医としての本分を取り戻す。
ウンジェが病院船と掛け持ちする病院の院長にチョン・ウォンジュン。
病院の新館計画のスポンサーから、ウンジェを病院から追い出すようそそのかされるが、結局はこのキム院長も医師としての本分を貫く。
チョン・ウォンジュンさんが悪役でないドラマって、もしかして初見?
などなど、韓国ドラマの名脇役が揃いぶみ。
まあ、それもこれも、主演がハ・ジウォンだからだろうけど。
このドラマは、世間の評価では5点満点中、3点くらいの評価が多いですが、自分の使命を全うするキャラクターたちにいちいち感動しまして・・・。
なんていっても、私が泣けるドラマはそうそうありません。
しかし、感動の20話で、どうしてやっつけ仕事になったのか・・・。
そこだけが悔やまれます。
最後に・・・
韓流ファンの皆様。
「冬のソナタ」で登場したあのお家が、このドラマで再び見れるのですよ~
●hito基準による評価(10点満点)
泣き基準3(3点満点)
没頭度2(2点満点)
爽快感1
脱力感1
ストーリー1
胸きゅん度1
メッセージ性1
10点