第七話:これも今帰仁での出来事だが、私が幼い頃、本部方面から仲宗根部落へ向かう途中の今帰仁村役場手前に下りの坂道があったが、今でこそ立派に舗装されガードレールも有り安全な道路だが、その当時は舗装もされておらず、ガードレールも無いしそれこそ道路をはずれると下の畑に落ちてしまう危険な道路だった。そこでよく転落事故があったものだ。幸い死亡事故は無かったが、当時は雨が降ると道路がぬかるみスリップもしやすい道路だったのでスピードを出し過ぎると事故に直結するのだ。私はその場所で自転車を運転中転んで怪我して帰った事があったが、帰ってばああちゃんにそのことを言うとおばあちゃんがあわててマブヤーさんね~ならんさ~(お祓い)とすぐその場所でマブヤーグミ(お祓いの儀式)をした。なんでもこの坂道は曰く付きの場所で悪いものが悪さする場所なのだそうだ。幼かった私はただ言いつけ通りおとなしくマブヤーグミを受けたのだが、あとで事の重大さを思い知った。ある日若い青年がその場所でオートバイ事故を起こし不幸にも亡くなってしまった。当時はやりのバイクでスピードを出し過ぎたのが原因とこの事故は処理されたが・・・。しかし、何名かは事故直前にそのバイクの後部席に白い衣装を付けた髪の長い女性を目撃していたのだ!しかし本人は知らなかっただろう、又、実際に事故は単独で本人以外には誰も同乗してないことと報告されている。事故の場所手前での目撃者は誰も後ろに乗ってないと証言している。後部の髪の長い女性が目撃されたのはその坂にさしかかった時と転落する瞬間までなのだ・・・。
注:写真と本文は関係ありません