今回は指導者、保護者の方がどうすれば良いか頭を悩ませるケガをした選手を練習を休ませるかどうか?についてです。


ぜひ一読していただけたらと思います。


4月になり新年度が始まりました。


環境の変化があった方は多いのではないでしょうか?


子どもなら学年が1つ上がり、クラスメートや担任の先生が変わったり、中学、高校、大学とカテゴリーが変わったりします。


大人でも新たに新社会人となったり、逆に新人を指導する立場になったりと1年の中で1番環境の変化が大きいのが4月です。


気持ちの面でも環境の変化に伴って、頑張ろう!新しい環境に早く慣れよう、良い人間関係を築こうなど前向きな気持ちの方が多いのではないでしょうか?


しかし、気を張りすぎると気持ちの糸が切れ、その反動で無気力になってしまいます。


「5月病」と呼ばれるやつです。


スポーツ界においても春から夏にかけては統計的にケガの多いシーズンです。

特に育成年代では!!


この原因として考えられるのは、


新しくチームに入った子たちはカテゴリーが上がったことにより、トレーニング強度があがること


自分の身体が悲鳴を上げているのに、少しでも自分をアピールしようと無理をしてしまうこと


上級生でも新人にポジションを奪われてしまうかもという不安から同じように無理をしてしまいます。


背伸びをしても急には上手くなりません。


自分の現状を冷静に分析しつつ、必要な能力を地に足をつけて一歩一歩成長していきましょう。



問題はケガをしてしまった選手への対応です。



トレーナーがいるというチームはまだまだ少ないと思います。



そうなると練習や試合のやる、やらないの判断が本人に委ねられることが多いです。
(トレーナーがいても自分で判断する能力は必要ですが)



指導者や保護者の方が止めるという状況もあると思いますが



ケガを抱えている子は痛みを隠す傾向にあります。


特に違和感はあるけどプレーはできるくらいのケガ、治りかけのケガの場合です。


自分自身もこれまでに何度かケガを経験してきたのでこの時の選手の気持ちはよくわかります。


練習したい、試合に出たい、ポジションをとられたくない、サボってると思われたくない、雑用はもうやりたくない、etc…



指導者や保護者の方は選手にこのような気持ちがあることを前提でコミュニケーションをとる必要があります。


具体的に例をあげてみましょう。


例えば、高校3年生の子がこのタイミングで怪我をしたとします。



負けたら終わりの最後の夏の大会がもうすぐ始まる大事な時期です。


選手からしたら


今休むとレギュラーから外されるかもしれない。

高校生活最後の大会に懸ける想いも強いです。

無理をすればある程度動けるような状態。



あなたが選手なら、保護者なら、指導者ならどうしますか?



この答えは人それぞれの考え方があると思います。

正解があるわけではないですが、僕の考え方としては


その選手が目標をどこに設定しているのか?はとても重要視します。


例えば、高校でサッカーを辞める子なのか、それともプロで活躍することを目指しているのか


ここで条件はかなり変わります。


高校でサッカーを辞める子からしたら夏の大会はその競技における集大成です。

多少無理してでも出場できる方向にいくと思います。
(それでも、練習に参加するタイミングやメニューについてはどこまでやるかなど選手に判断する能力は必要です)


反対にプロを目標としている子にとってはまだその先があります。
(かといってこのチームでは最後の大会になるという気持ちも理解しています)


今ここで無理をすることが本当に自分の目標を達成する上で必要なことなのかどうか考えてもらいます。

無理をしてさらに悪化してしまう可能性

後遺症が残る可能性

動きにクセがつきパフォーマンスが落ちる可能性



そこらを理解した上で判断する能力が必要です。


選手の目線としては先のことよりも、後先考えず目の前の大会に絶対出たいという想いが強くなりがちで


保護者や指導者の方も「情」が入ってしまい選手の想いを尊重する傾向が多いようにも感じます。


休む、休まないの判断は非常に難しいですが、


どちらの決断をさせるにしても、そこから学び、成長に繋げるという視点を持ってください。


高校最後の大会に出場したことで得られる経験もあれば、最後の大会にケガで出場できなかった悔しい経験をバネに飛躍することもあります。


保護者、指導者の方はその選択をすることでどのような事になる可能性があるのかを説明することで


選手自身が今後あらゆる問題に直面した時に解決する手段を考え、決断する能力を育てていきましょう。


1番ダメなのは


「親に言われたから」「コーチに言われたから」と自分が選択した決断を他人のせいにしてしまうこと


これが1番成長しないパターンだと思います。


これはスポーツに限った話ではなく、社会人となった大人でも


何かが上手くいかない問題に対して他人のせいにして自分自身にはあたかも責任がないような態度をする人もいます。


スポーツ活動を通して、そういった人間力を高めていくこと


そういう視点を持って接することが指導者、保護者の方には必要です。


僕は、結果的にそれが子どもの夢を叶えるために非常に重要なプロセスだと考えています。


まだまだ判断能力が低い子どもだから親や指導者が決めてあげないといけない


↑このように子ども扱いすることが1番成長の妨げになってしまいます。


考えること、決断することを子どもの頃からすることで大人になっていきます。


「字」をいきなり上手にかける人がいないようにたくさん書くから上手になります。


決断も同じです。

たくさん数をこなすことでより深く考え、適切な決断ができると思います。


選択肢を与え、どのようなことになる可能性があるか考え、決断させる。


そこに必要があれば助言をしてあげましょう。





ケガはしないにこしたことはありませんが、


ケガから学べることもたくさんあります。


もしケガをしてしまった選手がいた時はどうしたら成長に結びつけられるか?


そのような視点を持っていただけたらと思います。


もちろん我々理学療法士、スポーツトレーナーは


・怪我人を出さないこと

・ケガした人を1日でも早く回復させること

・パフォーマンスアップさせること


を常に意識していますので、そういう人をチームに置く、パーソナルで相談するというのも選択肢の1つですので


お困りの方は検討してみてください。
(病院を受診する。ドクターに相談するのも大切です)


お読みいただきありがとうございました。



※中学生、高校生になると、身体の成長、競技レベルのアップなどからケガで苦しむ選手が増えてきます。

しかし、その時期に適切なトレーニング、ケアを行っていれば防げるレベルのケガは物凄くたくさんあります。

ケガを理由に夢を諦めることのないように

そもそもケガをしなくなるように

関わっていきたいと思っています。



岩瀬 勝覚(いわせ よしあき)




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