1.節制 頭が鈍るほど食べないこと。
酔って浮かれだすほど飲まないこと。
2.沈黙 他人または自分自身の利益にならないことはしゃべらないこと。
つまらぬ話は避けること。
3.規律 自分の持ちものはすべて置くべき場所をきめておくこと。
自分の仕事はそれぞれ時間をきめてやること。
4.決断 やるべきことを実行する決心をすること。決心したことは必ず実行すること。
5.節約 他人または自分のためにならないことに金を使わないこと。
すなわち、むだな金は使わないこと。
6.勤勉 時間をむだにしないこと。有益な仕事につねに従事すること。
必要のない行為はすべて切りすてること。
7.誠実 策略をもちいて人を傷つけないこと。悪意をもたず、公正な判断を下すこと。
発言するさいも同様。
8.正義 他人の利益をそこなったり、あたえるべきものをあたえないで、
他人に損害をおよぼさないこと。
9.中庸 両極端を避けること。激怒するに値する屈辱をたとえ受けたにせよ、
一歩その手前でこらえて激怒は抑えること。
10.清潔 身体、衣服、住居の不潔を黙認しないこと。
11.平静 小さなこと、つまり、日常茶飯事や、避けがたい出来事で心を乱さないこと。
12.純潔 性の営みは健康、または子孫のためにのみこれを行なって、
決してそれにふけって頭の働きを鈍らせたり、身体を衰弱させたり、
自分自身、または他人の平和な生活や信用をそこなわないこと。
13.謙譲 キリストとソクラテスにみならうこと。
【ベンジャミン・フランクリンとは?】
政治家、文筆家、発明家、科学者、印刷業者。
ボストンのろうそく製造業者の家に生まれ、
12歳で兄の営む印刷所に奉公に入る。
その後、フィラデルフィアに移り、
印刷の仕事に携わりながら文章の錬磨に努める。
買い取った新聞社から出版した暦が好評を博し、財をなす。
やがて経営をパートナーにまかせ、
化学、学術の分野での活動、
政治活動に専念した。
1776年の「独立宣言」の起草では
ジェファソンを助けた。
(参考資料:『フランクリン自伝』中央公論新社)
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