イノベーションのジレンマ | 人事部員の日記

イノベーションのジレンマ


どうしてうちの製品は高性能なのに、価格競争にさらされて、ちっとも儲からないのだろう?

うちの新製品は技術的に優れているのに、どうして売上が上がらないのだろう?

という事を考えている方に読んで欲しい

その製品は、持続的技術?破壊的技術?のどちらか?

持続的技術とは

製品の製品を高めるもの

主要市場のメイン顧客が今まで評価してきた性能指標に従って既存製品の性能を向上させる

遅れて採用する企業の方が、強い競争力を維持できる

破壊的技術を磨き、成熟させていく中で、見つかるもの

破壊的技術とは

少なくとも短期的には、製品の性能を引き下げる効果を持つ。

従来とはまったく異なる価値基準を市場にもたらす。

主流から外れた少数の、たいていは新しい顧客に評価される。

低価格、シンプル、小型、使い勝手が良い

単純、低価格、高信頼性、便利

莫大な先行者利益がある。

弱みこそが、強みであり、その弱みを求める市場に合わせる。

利益率が低い

製品化されるのは、新しい市場である

現在の顧客に受け入れられない低い性能である

性能の過剰供給が発生すると、破壊的技術が生まれる。

持続的技術は時に、プレイステーション3のように、求められるもの以上のものを提供する。それは価格が高く、受け入れられないことが多い。

そこに、wiiのような破壊的技術を持つ製品が登場する。

性能の過剰供給が生まれるのはどんな時?

購買階層の理論(ウィンダミア・アソシエーツ)

機能

信頼性

利便性

価格

クロッシング・ザ・カムズ(ジェフリー・ムーア)

イノベーター:機能だけで選択する人々 最も高性能であること

初期の多数派:信頼性

後期の多数派:利便性

市場で、安定した企業は破壊的技術を生み出すことができない。その理由は?

利益率が低い

製品化されるのは、新しい市場である

現在の顧客に受け入れられない低い性能である

安定した企業は、このような製品を開発し、製品化しようとは考えない。

しかし、破壊的技術は安定した企業を滅ぼす。どうして滅ぼされるのか?どうすれば防げるか?

組織の性質の法則

製品開発組織は、部品ごとにサブグループに分かれているため、企業の組織構造は、部品レベルのイノベーションを促すことが多い。

日産GT-Rは各組織から精鋭が集まり、新たなイノベーションを生み出そうという風土の組織から生まれた

自動車の開発において、大昔の段階で、ある技術者が蒸気エンジンや電気エンジンではなく、ガソリン・エンジンを選択した為に、数百年におけるメインフレームが決定してしまった。

資源配分の理論

うまみのある規模に成長するまで待つ

顧客の意見に注意深く耳を傾け、競争相手の行動に注意し、収益性を高める高性能、高品質の製品と開発に資源を投入する。これが失敗する原因である。

破壊的術を生み出し、成功させる為の、5原則

資源の依存(優良企業の資源配分のパターンは、実質的に、顧客が支配している)

→プロジェクトを必要とする顧客を持つ組織に組み込む。

「資源依存」の理論

  ~企業の行動の自由は、企業存続のための必要な資源を提供する社外の存在(主に顧客と投資家)のニーズに限定されるという主張~

 ニーズに応えない組織は衰退する

小規模な市場は、大企業の成長需要を解決しない

→小さな機会や小さな勝利にも前向きになれる小さな組織に任せる(資源依存の原則と調和する為にも)

 しかし、任せられた小さな組織が大きくなり、追い抜き、滅ぼす可能性がある。

 富士電機→富士通→○○

破壊的技術の最終的な用途は事前にはわからない。出してみて、失敗して見つかる

→失敗を早い段階に、わずかな犠牲でとどめる計画をたてる

組織の能力と、働く人の能力は関係ない

組織の能力は、プロセスと価値基準にある。

価値基準の統一ほど難しいことは無く、社内にも、社外にもトップの判断を妨げる人物はいる

→主流組織の資源の一部は利用するが、プロセスや価値基準は利用しないようにする。

逆に有能な企業を買収する場合においては、資源に注目し、プロセスや価値基準に注目し、買収しないこと。

なぜなら、組織にできること。できないことを決めるポイントは3つしかなく、それは資源、プロセス、価値基準である。

技術の供給は市場の需要と一致しないことがある。

→破壊的技術は現在の市場で受け入れられることはない。新たな市場を見つけるか?作り出す

 

これらは世界の動きをつかさどる自然、社会、心理の強力な法則を理解し、それに調和するものである。

新しいビジネスを生み出そうと思っても、この法則に反するものでは、成功しない。

新しいビジネスを生み出すヒントは自然、社会、心理の強力な法則の中にある。

経営とは仏教用語でいう普遍の心理である経を営むと書き、この普遍の心理とはこの3点なのではないだろうか?