【信じられない事件】

大阪のステーキ店、女性客に睡眠薬、監禁し乱暴


ありえない事件です。
これが初犯とは考えにくい部分も多々あるため
警察の捜査次第では余罪や共犯者も出てきそうです。
すべてとっつかまえて欲しいものです。


で、いろんな掲示板やブログでこの事件が扱われています。
こんなに関心を集める理由は何でしょうか。
やはり、繁華街のど真ん中にある外食店舗で
これまでの常識では予想できない犯罪が起きたことと、
あとはマスメディアへの公表が遅れたためかもしれません。


事件公表は決算の後でしたし、マスメディアもやや及び腰、
こんな調子ではそりゃネットで風説が吹き荒れます。
外食の好調さは今の好景気の要因のひとつですし、
そこらへんの力関係があるのかもしれませんけども。


ペッパーランチに行く人はもういないでしょうから、
あの業態での営業はほぼ不可能となりそうな気配です。
後継店舗には第2出資者の吉野家が入るのでしょうか。
日経を見ているとマザーズの株は着々と落ち込んでいます。


【笑い男はいない】


穿った見方をする人たちは発表を遅らせた間に
利害関係者たちがマザーズの株を売り抜けたのでは、と
そんな懐疑的なモノの見方をしているようです。
うーん、それはどうなんでしょうね。
それではまるでこれと同じになってしまいます。


攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(Wiki)


この物語のベースラインは権力による不正の隠蔽と
それによる株価操作の不正取得となっています。
その巨大な陰謀に立ち向かうのが主人公たち。
映画の押井守版と違う味わいです。


このストーリーのモチーフは「グリコ・森永事件」です。
企業恐喝を行う敵役の「笑い男」という存在が登場します。
これがまた超絶キャラでして、生放送のテレビ画像をハックしたり、
ありとあらゆる機密をネットを介して入手していきます。
で、敵役だと思わせておいて実は権力と戦う孤独な闘士で、
最終的には主人公たちと共闘していくという流れです。


途中ではウィービングストーリーとして
ネットウォッチャーたちが「笑い男」について
ケンケンガクガクと議論だけする回もあったりします。
おそらく今回のリアルでの事件を巡っては
あの回に出てきたようなノリが発生しているのでしょう。


ただ、偶然の一致というべきか、今回の件も大阪で発生していて
しかも業種的に食肉加工業者と連想されやすいため、
いろいろな思惑、推測を呼び込んでいるはずです。


そして、「グリコ・森永事件」についても
その種の関連性が疑われたこともありました。
それまではグリコのオマケを請負生産させていたところ、
いきなり契約を打ち切って関係の清算を迫ったら
あんな営利略取もどきの事件が起きてしまった、と。
そして、その後の森永事件はカムフラージュだ、と。


闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相


まぁ、そこらへんは一橋文哉に任せておきましょう。
しかし、Wikiに一橋文哉は個人であるかのように書いてますが、
あれって実態は毎日新聞社会部とサンデー毎日じゃないのか。
確かその変名だったのではなかったっけ。



【覚えておきたい事柄】


もしも若い人がこのブログを読んでくれていて、
知らないことがあれば、知るきっかけとなるかもしれないので
こういった類のことについて少しだけ書き残しておきます。


まず「グリコ・森永事件」でも取り沙汰されて、
なにやら不気味な影を落としている事柄について。
わたしはこちらのブログを一読されることを期待します。


『実録!部落民』


エラいストレートなタイトルなんですけどね。
こちらのブログは同和出身の方が書いています。
実に淡々とした文章で綴られてはいますが、
その中身はなかなかしんどい内容も含まれます。



しかし、驚くくらいにあっけらかんと
問題の核心を突いたりしています。
この人の等身大の文章を読むことには
かなり重要な意義が含まれているはずです。


あとは古い文学作品になりますが、
島崎藤村の「破戒」はやはり読むべきです。
教科書には作品名までは載せているくせに
読書感想文の指定図書にはなりません。
でも、主人公・丑松の決意について
各人でどう思うか、は大事なテーマです。


在日韓国人、在日朝鮮人については
関東大震災のときに起きた事件について
知っておいた方がいいのではないでしょうか。


千田是也(Wiki)


関東大震災のときに起きた「千田是也」事件。
朝鮮人が火をつけたという風説が流れて、
日本人の千田是也が朝鮮人と間違われてしまい、
千駄ヶ谷で危うく暴徒に殺されそうになりました。
彼はその経験を忘れまいと「千田是也」という名前にして
その後も演出家として活動したそうです。
怖ろしい話ですよ、これは。



あとはこういった物事に対して考える物差し。
まぁ、まだまだ揺らいでいる概念なのでしょうけども。


ポリティカル・コレクトネス(Wiki)



>言葉の表現や用語に人種・民族・宗教・性差別などの
>偏見が含まれていないことを指す。


アメリカではこういった配慮をする必要があるらしいです。
人種差別、ジェンダーなどの問題を抱えていますしね。
どの世界に行っても差別は存在しています。


日本にはポリティカル・コレクトネスはあるのでしょうか。
あまり触れないほうがいい話題は確実に存在しています。
それは同和、在日、宗教関連などの話題といってよいでしょう。
わたしも居酒屋でこんな話題は絶対にしません。
それをもってポリティカル・コレクトネスと言えるのか、
正直なところ、あんまり自信がないのですけどね。


そして、最後にこのような凶悪事件、
それも性犯罪を含む人倫を脅かす事件として
忘れてはいけない悲惨な事件が1988年に起きています。


・名古屋アベック殺人事件
・綾瀬女子高生コンクリ殺人



どちらも凄惨の極みです。
事件を知れば気分を悪くすることもあるでしょう。


知っておいてほしいのは「綾瀬女子高生コンクリ殺人」が
発覚した当初、マスメディアの一部は被害者の女子高生に
非があったかのような言説を流していたことです。
特に映画監督の大島渚は本当にひどいものでして、
ワイドショーなどで根拠もなくそんなことを発言しました。
彼は今は現役から離れていますが、軽くパラノイアであることは
この一件での言動から見ても確実だと思っています。
あとは金で心を売る、安いインテリだということです。



こういった人面獣心の輩の存在に戦慄を感じざるを得ません。
死ぬまでこの二つの事件を忘れないでしょう。
これらの事件は同時代の人間にとってトラウマです。
法律論は抜きにして死刑にしてしまえというのは
感情としてはまったく正しいとわたしも感じます。


ただ、その感情が法治国家という仕組みと矛盾を起こし、
スッキリとはいかないというのがこれまた現実です。
ヒロイックな攻殻機動隊は現実には存在していませんから、
その代わりに我々に何が出来るのか、と考えないといけません。
草薙素子、バトーがいないことを嘆くだけではダメですし。


その第一歩はやはり知ることと、次には考えることだと思います。
それがやや無力に思えたとしても、それでも続けていくことが
何よりの大前提となっていくとわたしは思っています。
そこからさらに派生して様々なことを考えるようになりますしね。


名古屋アベック殺人事件の主犯は一審判決で死刑判決が出た後、
写経をするようになりそれが二審の裁判官には反省していると見えて、
なんと無期懲役に減刑となってしまいました。
もうちょっと幼稚じゃない法曹を排出していかないと
この国は危ないんじゃないか、と真剣に考えてしまいます。



物事は一方面からだけ見ていると怖ろしいことになりますし、
重い話なのですが、そういった意味で書き留めておきました。
ま、それはサッカーも同じだと思うんですけどね。


キムタク主演で話題の「華麗なる一族」。

ドラマは正直見ていません。

さすがにジャニーズ主演では無理がある話ですし。


今日は「華麗なる一族」という物語の感想について。

以下、ネタバレ注意。


とにかくドロドロしたドラマです。

山崎豊子原作は映画、ドラマでもひっぱりだこですが、

どこかに感動できる要素がいつもはあります。

しかし、この「華麗なる一族」は長男の鉄平がひたすらに

純粋に鉄鋼の未来を考えているものの、

それ以外の登場人物たちは魑魅魍魎そのもの。


この物語のキモは閨閥とその裏切り。

しかし、ラストでは万俵グループがより大きな銀行へと合併される未来が提示され、

閨閥、権力の争いも所詮は『コップの中の嵐』だったことになります。

なんとも切ない話で、鉄平の純情も父・大介の野望も塵芥のように描かれます。

こうしてプラスの感情もマイナスの感情も共に無価値にすることで、

いかに政財界というものが冷血な世界であるか、を描こうとしているのでしょう。


映画版を見ると美馬中という万俵家の娘婿である大蔵官僚を

田宮次郎が演じていて興味深いです。

この人物こそが獅子身中の虫となって、最後は万俵家を食いつぶします。

自分の国会議員への栄達のみを望む彼は万俵家の銀行を売り渡すことに

最終的には同意してしまうわけですから。


わたしはこんな名族とは知り合いはいませんけれども、

さる大企業の子息と同級だったことがあります。

彼は将来的には閨閥での政略結婚が決まっていたそうですが、

その時期までは自由恋愛をしていました。

そういった事情を相手の女性たちが知っていたのか、

それは今となってはわかりません。

彼自身も苦しんでいたのか、それとも、曖昧にしていたのか。

誰とも付き合うな、とはもちろん言えませんが、

最初から結婚が不可能な男性とは知らずに付き合う女性にとっては

かなり迷惑な話だったように思います。


結局、人間ってのは与えられた場所によって性格は変わるのでしょうか。

なかなか難しい問題です。

これについてはいずれ書いてみましょうかね。


というわけで、「華麗なる一族」を見るなら映画でササッと見るほうが

結局のところはラクでいいかもしれませんね。


http://www.nihon-eiga.com/prog/107887_000.html


今月から日本映画専門チャンネルで昔の映画版を放送しています。


キムタクでよかったのは「眠れる森」でしたねー。

まぁ、あれはキムタクというよりも原作の野沢尚さんの力でしょうけども。


こちらのブログはサッカーのブログ の姉妹ブログです。


わたしはふだんはサッカーブログをやっているのですが、

そちらではサッカーの話題のみ書こうと決めていたので、

どうしても日々の話題などは書けずにいました。

まぁ、書かなくてもいいか、と思っていたのですけど。


でも、昔、映画のメーリングリストをやってたりして、

映画やドラマ、それに日々のニュースなどについても

多少は書いてみるかなぁ、と思ったので、

こちらを作ってみました。


サッカーのブログでは下書きをして、

ネタをためておいてから吐き出していますが、

こちらでは書き捨てっぽく気楽に書いていこうと思います。


まぁ、もし、よろしかったら、お暇なときに見てください。

よろしくお願いいたします。