自分の勤務は通常通り。
手術室は休日は定期手術はないけど、緊急はあるので所々出勤はあったものの、家族と過ごす時間は十分あった。
ただ子供たちにはいつ言おう、何と言おうと悩んでいた。
とりあえず、家族との時間を楽しもう。
そう思って、子供たちがやりたがっていた、魚釣りにいったり、バーベキューしたり、動物園にいったり、楽しむことができた。
ただ、やっぱり何も言わずに楽しむというのもできず、最初は小4のお姉ちゃんの方に話した。
病気で髪の毛がなくったり、胸がなくなること、元気が出ない日もあるよと。
見た目にはあっさり受け止めていた。
理解ができていないのか、わかってるけど我慢しているのか、今はまだわからないけど、ひどく落ち込んだりしなかったので安心した。
年長の弟くんには別の日に話した。
いつもは私の話なんて、目を見て聞くことなんてほとんどないのに、なぜか最初からじっと目を見てきいてくれた。
「ママお病気なったんだ。おっぱいにね、悪いところがあって、よくなるためには左のおっぱいとらなきゃいけないの。おっぱいなくなっちゃうんだよね。」
そんな風に話しているときにもあまりに真剣にきいていたので、
「大丈夫?」
そうきくと、うわーんっと大号泣。
子供なりにちゃんと聞かなきゃと思って我慢してきいてくれていたこと、こんなに泣かせてしまっていることに、また涙がでてきてしまった。
まだまだおっぱいが恋しい年頃。ママの病気というよりはそれがなくなることが何よりもショックだったようだ。
なだめつつ、髪の毛の変化にも気づかれないはずはないため、きちんと伝えた。
連休中、ウィッグ見に行ってくるといって帰ってくると、ジーっと私の頭を見ているから
「これはまだママの髪❗ズラじゃないし(笑)」
っと突っ込めるくらい話せるようになった。
実際、脱毛しはじめたら子供たちも衝撃が大きいかと思うけど、こんな風に笑って過ごせたらいいなと思う。
家族が笑ってくれるだけで、きっと辛いことも乗り越えられるんだろう。
普段は怒ってばかりだけど、笑顔をみるとうれしくて、少し涙がでる。
家族がいるうれしさは大きいけど、家族がいるからこそ病気になってしまったことに辛さを感じてしまう…