皆さんご無沙汰しております。


前回は新エリアのトポ公表でしたがもう半年以上前の話ですか。


最近は外岩にも精力的に取り組んでおりまして、グレード更新なんかも出来てしまったので今回は昔話を交えながらその辺のお話になります。




「いつかはチェルシー」


クライミングを始めて1年が経った頃に師匠たちに初めて外岩に連れて行ってもらった。


春先の八面山で、当時の僕のグレードはインドア3級が登れるくらいの頃だった。


その日は八面山の看板課題を案内してもらえるということで無線エリアから始まり、分岐エリアへ。


先人たちによって踏み固められた獣道のようなアプローチ。


初めての外岩で軽い登山をするとは思っていなかった。


息が上がる。


藪を抜けて下った先にその岩はあった。




チェルシーチェイン1




スタートさえ出来なかった。


聞くと案内してくれている師匠たちも打ち込んでいると言うではないか。


当時この辺で登っているクライマーにとって目標はこのチェルシーチェインという課題で、皆いつかはチェルシーという想いがあったように思う。


そしてその想いは例に漏れず僕にも新しい目標として目の前に聳え立った。




ここで僕はチェルシーチェインという呪縛の鎖に繋がれたのである



続く



昔話だけで終わってしまった。




てんちょーを探せ!