こんにちは、てんちょーです。
ついに開幕される九州カップ。
ようやく本題に入りましたね。
書いてる方も長かったなと思っています。
では、さっそく気になる続きをどうぞ。
開会式は選手のみが控え室の広場へと集められて、いわゆる「フツー」の開会式が行われた。
スタッフの方が説明をしている中課題のオブザベについて小声で話す人、真面目に話を聞いている人、ボーッとしている人。
僕も漏れなくボーッとしている人だったのですが、やはり周りの話し声聞こえてきます。
「今回は全完が決勝ラインやな」
「そんな感じやなぁ」
(どういうことだってばよ…?)
先ほど僕がロクにオブザベ出来なかった予選16課題が全完登で決勝進出ラインと言っているのだ。
もうパニックである。
自分はとんでもない猛獣の集まる檻に飛び込んでしまったのだと思った。
しかし、それが逆に自分が一番下なんだと思えて余計な緊張が取れたのである。
(なんだか楽しめる気がする)
そんな落ち着いた気持ちで教え子の予選を観に行ってみる。
初めての大きなコンペでルールも覚えたてにもかかわらず立派に登っている。
緊張はしているがそれを感じさせないパフォーマンスを発揮している。
「また一皮向けたんじゃないかな」
スクールとして指導している身としては成長が見られると嬉しいものなんだと実感した。
教え子の奮闘に当てられてウォーミングアップウォールへ。
屋外に2mくらいの壁が2面並んでいる。
その壁に予選を控えた選手たちが並んでいる。
僕も後ろに並んで待っていたがどうやらガバしかないようだ。
若い上級者たちはランジ大会を始めていた。
アップウォールでのランジ大会はもはや伝統なのだろうか。
その様子は数年前のコンペで見たものと同じで懐かしい気持ちになり少し笑ってしまった。
自分の順番がきて適当に登る。
順番待ちしてる壁でアップするのは難しい。
5分も10分も取り付いてる訳にはいかず、10手くらいで交代する。
そしてまた列に並ぶ。
この繰り返しがだんだん面倒くさくなってくる。
その頃には指もだんだんほぐれてきたので壁から離れた。
今日は天気もいい。
日向ぼっこをすることにした。
…
…
…
ピー!!
高校生の部の予選が終わるブザーが聞こえた。
僕は小走りで会場へ向かう。
教え子の勇姿
ではまた次回!
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