2022/08/07

夏は丘や山に涼を求めてよく出掛けます。

木陰をサイクリングしたり、ハイキングするのはとても気持ちが良いものです。

しかし、場所によっては難敵が潜んでいます。

アブ・ブヨ・ハチなどの害虫に加えてメマトイも厄介な存在です。

メマトイは精神的にやられます。楽しくなくなります。

 

  メマトイとは

メマトイとは、ハエ目の昆虫のうち、目の周りにまとわりつく習性があるものの総称になります。「クロメマトイ」や「マダラメマトイ」など、日本には十数種が生息しているとされ、体長は一部の大型種を除いて基本的に2mm程度の小さなハエです。

ブヨやアブのように吸血はしませんが、しつこく目の周りにまとわりつくことから、メマトイと名付けられています。
時には目の中に入ることもある、うっとおしく厄介な昆虫。

 

なぜ執拗にメマトイが目の周りを飛び回るかというと、その狙いはなんと私たちの「涙」と言われています。

メマトイは「東洋眼虫」という線虫(寄生虫)を媒介する恐れがあります。

 

メマトイ対策のひとつとして、ハッカ油をスプレーする方法があります。肩や帽子のツバの裏辺りにスプレーすることで、香り成分を利用してメマトイを避ける効果が期待できるかもしれません。
(ただし、香り成分による虫よけは、メマトイを含むハエ類に対する効果として知られるものなので、メマトイそのものに対して、大きく効果を示せるのかどうかは定かになっていません。効いたとしても、効果は長くは続かないので、マメにスプレーする必要があるでしょう。)

(「YAMA HACK」記事から抜粋)

 

 

 

  鍋谷峠にて

メマトイに遭遇しやすい場所としては、森林の内外や川沿いがあげられ、傾向として高地よりも低山帯に多く分布しているとありますが、我が家に一番近い峠「鍋谷峠」(標高700m程度)では何処にでも出現します。

 

ハイキングだと小まめにハッカ油を帽子や衣服に散布する事も可能ですが、サイクリングではそうもいきません。

それが峠の登りだと休憩しないのが一つのステータスになっているので止まりたくても我慢します。

更に、私みたいな貧脚だと尚更餌食になるんです。

と言うのも、時速10km以下になると凄い数のメマトイが現れます(平均勾配8%以上で約6kmの登坂は瞬間的に10kmを超えても長続きしないのだ)。

 

サングラスをしているので直接目に飛び込んでくる事は無いにしろ、耳元や目の前を飛び回るメマトイにウンザリする人も多いと思います。

 

黒い物に集まる習性があるんだとか…

サングラスは目を守るアイテムでありながら、メマトイを誘き寄せる弱点があるかも知れません。

 

  救世主オニヤンマくん

昨年7月に購入した「オニヤンマくん」

去年は出番なしのままだったんですが、今夏に初めて試してみました。

サングラスも黒だけど、ヘルメットの黒はもっとヤバい!
そろそろ買い替え時期だけど、今度は明るい色にしよう!

取り敢えず、ヘルメットの前部にくくりつけてみました。

 

いつものように鍋谷峠を登ってみる。

いつもなら無数に寄ってくるメマトイが殆ど来ない!

たまに来ても1匹程度で手で追っ払うと居なくなる。

かなり快適に頂上まで登れました♬

効果的面ですね‼︎

もっと早くからお供して貰うべきだった。

見栄えの方は兎も角として、実用性が上回る!

(アブ・ブヨ等はサイクリング中は殆ど被害がないので効果の程は分かりません。)

 
ただ、峠のピークで休憩していると、すかさずメマトイに襲われます。
イライラするので水を飲んだら直ぐに下山します。

 

自作の方の作品も多く拝見します。

そんなに精巧に作らなくてもメマトイには判別出来ないみたいです(中にはトラロープでも効果があったとか)。

 

まだまだ残暑厳しいですが、今日は立秋。

自然界にはちゃんと伝わっているんですね。