2022/07/08〜09

鉱石の道 〜生野〜

国道312号線は京都府宮津市から兵庫県姫路市に至る国道で播但連絡道(有料道路)と並行しています。

地図上だと朝来市から姫路市まで、ほぼ一直線に見えます。

その昔、鉱石の道として栄えた“銀の馬車道”と重なる道です。

 

7月第2週末、sakuraの数少ない土日連休。

戻り梅雨で天気は微妙に怪しいけど…

色々迷った末に選んだのは生野高原に先月オープンした「生野高原カッセル RVパーク」

今月末まで、RVパークオープン記念キャンペーン実施中という事で決定‼︎

 

キャンペーン平日限定の特典を利用したくて金曜日午後から2泊3日旅。

播但地方の週末の天気予報は数日前から曇り時々雨ですが、またとない機会なので強行軍です。

和泉市から生野高原までは約160km、 高速なら2時間ちょっとで行ける割と近い距離。

 

RVパークにチェックインする前にちょっと寄り道。

道の駅「銀の馬車道・神河」

 

「銀の馬車道(日本遺産)」

生野鉱山と飾磨港を結ぶ鉱山物資輸送の旧但馬街道。

当時の道路幅は6m以上で馬車などの車両がすれ違える幅を確保した日本初の高速産業道路(全長約49km)

明治28年に播但鉄道(現JR播但線)が開通するまでは馬車で鉱石を運搬したそうです。

 

「生野高原カッセル」check-in

標高650㍍の夏でも涼しい高原にはゴルフ場や別荘地があり、そのリゾート地に広い敷地を有する老舗レストラン。

コロナ前はホテルも営業されていたみたいですが、今はレストランが主でRVパークを併設されたみたいです。

おしゃれな洋風の建物は別荘地に一際映えます。

 

館内のお風呂は400円で利用できますが、くるま旅会員なら無料。

館内は格式高い雰囲気が漂います。

 

「RVパークオープン記念キャンペーン」(7月末まで)

平日限定プラン「極上夕食プラン 8,800⇒7,920円(2人)」を利用すると、RVパーク(2,970円税込)が無料になります。

 

因みに、ワンランク上の「平日限定カップルプラン 12,430円」は 2名のディナー(13,200円)と乾杯ドリンク付き。

さらに電源使用やゴミ処理費用、駐車料金2,970円(1泊分)がセットのプラン。

 

普段キャンカー食では味わえない「極上夕食プラン」

RVパーク料金を差引くと2人で5,000円弱の超お得なディナー♬

どの料理も上品な味で美味しかったです♬

 


 

「土曜日の朝」

雨雲レーダーでは、所々に雨雲がひっきりなしに発生

メスティン炊飯の和朝食を食べながら作戦会議。

今回の旅は「RVパーク 生野高原カッセル」ありきでサイクリングコースを作成しているので、折角ですからそのコースをドライブしましょう♬

雨対策でフロント席に詰め込んだロードバイク2台を後方スペースに積み替えていざ出発‼︎

 

「生野高原カッセル RVパーク」

サイドオーニングはちょっと隣の方に迷惑かなって広さですが、後方はテーブル椅子を出してタープ展開はOKだそうです。

・電源使用料770円
・ゴミ廃棄料330円

我が家は1泊程度の旅なら電気使用量は少ないのでサブバッテリーで充分足りますし、ゴミ・空き缶は全て持ち帰りますので有料ならパス⇒1,100円も不要。

 

「砥峰高原」(とのみねこうげん)

ここは、今日のサイクリングコースには入っていませんが、別コースの目的地の一つです。

かなりのヒルクライムコースなので下見に立ち寄りました。

 

まだ草丈が低い青々としたすすきが山一面に群生しています。

毎年春に山焼きをして、すすきを保護しているそうです。

 

雄大できれいな風景は、映画「ノルウェイの森」、大河ドラマ「平清盛」や「軍師官兵衛」のロケ地になり、秋には色づいたすすきを鑑賞する観光客でいっぱいになるんでしょうね。

 

「新野の水車」(にいののすいしゃ)

300年以上の歴史があり、用水路から水田に水を汲み上げる水車群。

 

地域活性化で次々と水車を復活させ、昔ながらの風景に加えて水車が軋む音は郷愁を感じさせます。

 

ランチに立ち寄った手打ちそばのお店「蕎麦処ばくの家」

店主は堺市から移住された方で「和泉」ナンバーに気付いてくれて話しかけてくれました。

 

話をしてる内に私達が自転車乗りだと知り、

路線バスで片道だけ輪行する「越知川名水街道自転車下り」(2022/11まで)の情報を教えてくれました…が、「私達は自走派なので無用です」のコメントは差し控えました。

 

もちろん!一択の十割蕎麦はとても美味しい♬

一口目に蕎麦そのものの味を水だけで味わって下さいと千ヶ峰南山名水がついてきます。

これに爽やかな生姜ご飯が付いています(もりそば 1000円)。

 

越知川名水の一つ「千ヶ峰南山名水」

安くて大量販売なので持て余すので見学だけ。

 

自転車コースは、ここから林道で「奥猪篠の棚田」に抜ける予定でしたが、狭いので用心して遠回り。

けっこう標高があって、自転車なら汗だく必至ですね💦

 

「生野銀山」

サイクリング途中なら入場を控えるつもりでしたが、足元がスニーカーなので見学(入場料1000円)。


「生野銀山」について…

私の旅の参考書、chinuさんの「遺構巡りと旅日誌」…詳しい説明が魅力です。

 

手掘りの時代から近代まで1200年の歴史があり、坑道の総延長は350km以上、深さは880m‼︎
坑内模型を見ると大規模なアリの巣状態‼︎

見学コースはほんの一部に過ぎないみたい。

 

「慶寿の堀切」(金香瀬旧坑露頭群)

徳川時代に、地中から噴出した鉱脈を露天堀で鉱石を掘り取った採掘跡。

 

生野の町中探索。

 

旧生野鉱山職員宿舎 (志村喬記念館)

 

「トロッコ軌道跡」

馬車鉄道の廃止後、電車(トロッコ)軌道(生野鉱山本部から生野旧駅間)が完成。

現在は遊歩道。

 

生野町で唯一のスーパーマーケット「ミニフレッシュ 生野店」で食材調達。

雨が止んでる間にリヤゲートを跳ね上げ、焼き鳥BBQ開始…途中、また降り出してきたので慌てて撤収‼︎

肉は焼くだけ焼いていたので後は車中で宴会♬

 

撤収の際、直ぐ近くまで鹿の親子が接近‼︎

BBQの良い匂いに寄ってきたのかなぁ(笑)?

 

結果的には局地的な雨が2~3ヶ所で降っただけでサイクリング出来たんじゃないの⁉︎って感じでした。

 

夜はちょっと肌寒いくらいです。

おやすみ〜zzz