川崎市多摩区の吉澤石材店です。
いよいよ今年の仕事も追い込みになってきました。今日は近くのお寺の墓地で、石塔の傾きを直す作業にかかります。
墓地全体が微妙に右側に傾いでいます。その中でも、石塔と墓誌がそれぞれ傾きが顕著。
わずかの傾きなら、お墓の石を少しずつ調整して直す方法もありますが、このお墓は少し適応外かなと。傾き具合が少し大きめなのです。
そうした場合にはいったん石塔を取外し、芝台(石塔の土台の石)から据え直すことになってきます。
少々ことが大きめになりますが、そこは以降も長く使うはずのお墓のこと。トータルとしてはその方がいいと思います。
石塔の状態によっては、接着剤工法を適応することもありますし。
それと、外すことでどんな具合で据付けられていたのか。それが露わになったりします。
ここの墓地は、芝台の受け(重さを受け止める石)が設けられていませんでした。これは少し残念ですね。
せっかく再据付けするのですから、受けを設置することにしました。
穴を掘り、受けを入れて叩き込みます。受けはコンクリートパイルの余った部分を使用。この程度のものでも、設けてあればやっぱり安心です。
墓誌のほうも、今度は傾かないよう、地盤をしっかり突きこんで受けを設けて来ました。
明日もこちらの墓地にて作業です。
※こちらのリフォーム工事、続きの記事は弊社HPのブログで記しました。ぜひご覧ください。