退職
えー、わたくし、本日3/31をもって、会社を退職いたしました。いえ、冗談ではなく、ホントに。
家を買ってローンを組んだばかりのサラリーマンが退職?「それってありえなくない
?」という声も多数。でも、決めちゃいました。本日で最後です。
もともとゲーム業界って、人材の移動が激しい業界なんです。
生涯雇用とかそういう概念が薄い業界なんで、とにかく自分で動いてより良い条件を獲得するしかないんですね。
日本古来の雇用形態よりは欧米のそれに近いような気もします。一部のお堅い職業の人からは想像しにくい業界かもしれません。
オイラは今の会社で4社目。きっと会社を変わって来なかったら、今のお給料や条件は無かったでしょうね。
あ、「自己都合」で会社変わったのは2回(3社目まで)です。今のこの会社に来たのだけは「会社都合」で、グループ内の業務再編によって3年前に部署ごと移動となりました。この移動だけは自分の意思じゃありません。
いちおう業界最大手と呼ばれる会社ではありますが、昔からクセの強さが目立ってた会社でした。入ってみたらば案の定、独特の社風。
社員の意識が変わらないまま会社規模が肥大化してしまったせいか、大量の書類と会議ばかりの毎日。お役所に近い感じの、どう考えても「儲からない体質」でした。
とりあえず何とか自分のスタイルを保とうとする毎日。この会社にどっぷりハマっている人はきっと楽なんだと思います。クリエイティブな仕事をしている気分になれて、お金もそこそこもらえる。でもね、外からやってきた人間にとっては結構厳しい会社です。ここでやっていくには独特の社風に慣れるしか術が無い。この会社のゲームの信者になるしかないのです(大半の社員は、ここのゲームが好きで入社して来てるので問題にならない)。
そんな中、去年あたりからまた各方面からお声が掛かるようになってきました。「いまの会社どう?こっち来ない?」なんて。オイラの心中を察知したかのように。
「今のプロジェクトが一段落したら動くかなー」なんて考えはじめて、とりあえずの予定としては2008年の夏から秋頃を目標としました(それでもローン抱えての移動は無謀とも言えますが…)。
ところが2007年度の会社(というかグループ全体)の業績が著しく悪化しましてね。まぁなるべくしてなったとも言えるわけですが。
2月になって今期業績予想と共に「早期退職者プログラム」が発表されたわけです。社員4000人超のうち、約1割400人ちょっとを目標に退職者を募るというんですな。会社のスリム化と共に株主へのアピールも兼ねてるプランなようです。
その条件は「年齢38歳以上」。もちろん関わってる仕事の具合とかもありますが、基本的に「オッサンは去れ」とも言うべき条件。まぁ、会社運営としてみたらこれが正解…なのかは良くわかりません。
オイラは今、39歳。ビンゴー!
今手を挙げると退職金+α+残りの有給休暇の買い上げ+次の夏ボーナスまでがもらえる。合計すると1年は余裕で暮らせるくらいの額です。勤続3年でここまでもらえるのはオイシイ。
そういうわけで、急いで検討しましてね。
半分決めてた(すでに「はやくて夏ごろだと思いますよ」なんて話も出ていた)次の会社にも相談したら、「早く来てくれるんだったら願ったり叶ったり!」との回答。
それじゃあもう悩む必要無いやー!と、早期退職希望者の定員がいっぱいにならぬうちに、とそそくさと申し込み手続き。あれよあれよという間に話が進みました。
途中でオイラの申込を聞きつけた部長に呼び出されたりして「実は今後、キミには○○の役割を担ってもらおうと思ってたのだけど」なんて色々言われましたが、もう遅い。「この会社は変わるのに時間が掛かり過ぎますよ」と言って、自分とは合わない旨を伝えました。
3月、社内は人数が減るのを見越してか、部署の引っ越しが行われました。複数の場所に散らばっている人達を1か所に集めるような感じ。オイラとしては身の回りの品を片付ける良い機会になりました。
そして同時期に自宅も引っ越し。もうね、3月は家でも会社でも片付けして段ボールに囲まれる生活でしたね。
そして新居からの通勤も慣れぬうちに、本日晴れて退職と相成ったわけでございます。
ま、明日からすぐに新しい会社で仕事なんですけどね。
今度の会社はオイラを入れて社員6名。4000人オーバーの会社からいきなり6人の会社です。比率で言うと700分の1くらいか?落差はげしー!
でも一人当たりの儲けで言うと今までの何倍もあります。責任も何倍にもなりましたけどね。
これからは全部自分に降り掛かってきますから。自分で頑張れば自分が儲かる。怠ければ損をする。そういう仕事の仕方になります。
業界で言えば今までと同じです。ゲーム業界。でも作っている物は、今までのような若者~大人を意識した物ではなく、小さな子供向けに割と絞っています。それもオイラの考えと合致している。世界中の子供が喜ぶ物を作りたい。「ゲーム」というより、もっと人間の本質で楽しめる「遊び」を提供したい。そういうコンセプトです。