ニチアス問題への対策 | ひとりアーカイブス2012

ニチアス問題への対策

ヘーベル板ニチアスの耐火建材偽装問題で多大な被害を被った我が家と旭化成ホームズなわけですが、それの対策について説明を受けました。
結果としては行政への確認申請もやり直す事なく済み、なんとか着工への影響を最小限に済ます事ができました。いやーよかった。
ニチアスの問題となった建材を使っているのは、屋根の裏側となる部分と、出っ張った構造になっているベランダ(キャンティベランダ)の下部分です。どちらも軒裏天井、略して軒天(のきてん)と言っています。
で、屋根部分の軒天とベランダ下では対策が違うそうです。

屋根部分の軒天は、吉野石膏の耐火ボード(「タイガーボード」の名前で有名ですな)に変更する方向で決まり。厚さは21mm。やっぱりなーという感じです。吉野石膏は株式公開してないのですが、上場なりしてたらきっと株価上昇してたでしょうね。
我が家は「新大地」という形式で、屋根があるタイプなのですが、「短庇」という極めて短い軒なんです。ほとんどヒサシが出てない形。だから軒天もほとんどないんです。営業さんいわく「無いわけじゃないですけど…ほとんど無いです」という感じ。なのでココに関しては影響軽微です。

かわりにベランダ下の軒天はそこそこあります。玄関の上にベランダが出っ張ってて、それが玄関の屋根も兼ねてる形なんですが、この部分の天井が該当します。
んで、ここはどうなるのかと思ったら、そのままニチアスの建材を使うそうです。耐火基準は今までの60分から30分へ引き下げて。
えー、それじゃあ困る!…と思っていたら、この軒天の中の部分に1枚ヘーベル板(写真のもの)を入れるそうです。つまり、今までは外壁が軒天に当たる所までになっていて、そこから上は空洞だったんですね。だから軒天が燃えちゃったら、家の中(例えばベランダの床とか、1階の天井=2階の床とか)へ火が入っちゃう構造だったんです。
そこで、外壁に使っているヘーベル板(熱伝導率が従来コンクリートの1/10という高断熱材)をもっと上の天井部分まで伸ばして、完全に密閉状態にするように変更した、と。
これだと軒だろうが庇だろうが燃えちゃっても部屋は完全にヘーベル板に囲まれてるから安心。ニチアスのボードが燃えちゃっても良いのです。
だったら最初からそういう仕様にしてくれよ!と言いたい所ですが…この構造にすると、また坪単価がググーンと上がっちゃうそうです。難しいもんですなぁ。
あ、もちろん今回は追加費用ナシ。全部、旭化成持ちです。

「ヘーベル板が増える」と聞いて「得した」と思ってる施主の方はきっと多いはず。だって旭化成で家を建てると決めた人ってほとんどは「ヘーベル板」を気に入っての事だと思うので。その惚れた建材を、お値段据え置きで余計に使うんだから悪い話しじゃない。
そう思うのは…オイラだけじゃない…ですよね?
そういうわけで、一部仕様変更のみで、このまま着工となる我が家でした。