ボクのなつやすみ(EXTRA) | ひとりアーカイブス2012

ボクのなつやすみ(EXTRA)

かつてはこの緑が当たり前だったカミさんの記事の補足というかオマケというか、同じお盆の3日間を父親目線で書いてみます。
13日は日中オイラが仕事だったせいで大幅に出発が遅れました。ピョン吉の生活リズム(昼寝やご飯の時間)が狂うのは極力避けたいのですが、どうもまだ出張中に溜まった仕事や作業があって…しばらく出張で家をあけてたという負い目もあるので、できるだけ父親として有益な過ごし方をしたいのですけど、なかなか難しいです。
夕飯時にやっと我が実家へ到着。妹夫婦&子供2人も既に居るので、じぃじ&ばぁば(オイラの父母)や婆ちゃん(ピョン吉から見ると曾婆さん)と結構な人数の中へ。やはり盆と正月は親戚一同が集まる場所に居る事がシックリきます。というか、それが正しい日本人の姿なのではないかと。だから、オイラは今年も「夏が来たな」と実感することができました。ピョン吉にとっても、これが「夏」になるのではないでしょうかね。

滝で泳ぐ人々明けて2日目14日。とにかく暑いので水のある所へ。以前からカミさんが行きたがっていた養老渓谷へ向かいます。あの「養老乃瀧(居酒屋ではない)」伝説のある所ですな。オイラにとってはこの辺りに来るのは本当に久しぶり。途中の大多喜町あたりまでは自転車で来たことがあるものの(友達の通う高校があったので。当時は何時間かかった事か…)、さらに山奥の渓谷あたりは、たぶん自分の車で来たのは初めてじゃなかろうか。
周りを見渡せば深い緑、蝉の声。ケータイも圏外。オイラはここにまた懐かしさを感じました。そう、昔むかし、オイラが子供だった頃、こんな風景はどこにでもあったんです。海があって山があって植物や動物達が居て当たり前だった。それを改めて思い出しました。
実家に帰るってこういう体験があるから嬉しいし、必要なんだと思います。ピョン吉にとっては初めて見る所。いつも生活している、アスファルトやコンクリートで囲まれた場所とは違う所。
彼の記憶の奥底に、この風景は刻まれたでしょうか?できれば憶えていて欲しい。
さて、滝の近くまで降りてみると沢山の人。みんな、こんな所で涼んでいたんですねぇ。残念ながら水量はかなり少なくなっており、ちゃぷちゃぷ遊ぶ程度にしかならないのですが、まぁ今回はそれがかえってピョン吉にピッタリ。
オイラは準備不足で、フツーにジーンズ&靴履いて来ちゃったんで、カミさんとピョン吉で入水。オイラはカメラマンでした。こういう水遊びする所って本当に好きなんだよなーピョン吉は。

我が子は躊躇わず先へ進むそして次の日15日。もう最終日。この日は行く所は決まっていました。実家近くの海水浴場。ピョン吉にとっては去年のリベンジでもあります。いやしかし、今年のピョン吉は違いましたね。水を怖がらない男になっておりました。轟音とも言うべき波の音にも動じない。「男」になったねぇ。
海や水を怖がらないというのは非常に嬉しい進歩です。我が子はそうであって欲しい。さて、今後は怖がらない自分をベースとした上で「海の怖さ」を教えなければいけませんね。
オイラもそうやって育ってきました。海は大きく、一歩間違えば一瞬にして人間の命なんて奪ってしまう。そういう事を知った上で海に体を委ねる人間になって欲しいと思います。そう、「委ね」れば海もさほど牙はむきません。もがけばもがくほど苦しくなるのが水中です。体の力をスッと抜けば、人間って自然と浮くものです。そこが大切。
ま、とりあえず今は彼のその凛々しい眼差しだけで満足です。海を見つめて目をそらさない。それで良し。

ご先祖をあの世へ送るそして夜にはお盆最終日のイベント。オイラの実家では、13日に仏様をお墓へ迎えに行って、15日に送って帰します。その送り。家紋の入った提灯を持ち、その中の蝋燭の火を家の仏壇からお墓まで持って行きます。仏様となったご先祖様は、この火と共に再びお墓へ、あの世へ戻っていきます。
この習慣もだいぶ簡略化されてきた感があります。別にオイラは特別信心深い人間とか、そういうわけでは無いんですが、何か先祖とか先達を軽視しすぎると、今後の自分の地盤がしっかりしないんじゃないかという漠然とした考えがあります。別に霊の仕業とかじゃないんです。昔の人は何を考え、何を行ったか?そこに想いを巡らせる事ができるのとできないのとでは、何か色々な事に関する下準備に関しても違うんじゃないかと思うんです。そして人に感謝する気持ちが持てるかどうかにも影響する。
だから「ご先祖を想う」という、こういう盆イベントって大切だと思うんです。仏教だろうが何だろうが、宗派は何でもいいんです。過去を見て現在を考える時間がある事が大切なんです。
だからピョン吉が大人になるまで、このイベントは風化させたく無いんです。とはいえ、オイラもまだ両親に何も教わっていないんですけどね。勉強の余地アリです。
全てが終わり、夜遅くに実家を後にしました。ピョン吉はずっと夢の中。目が覚めた時は、もう次の日の自宅の朝です。夢だったと思うでしょうか?あれは夢じゃなかったんだと思って欲しくて、この日記を書いています。