台湾出張2日目
朝イチから車で桃園(台北の隣の県)へ移動。まずは店舗へテスト機の設置1台目。台湾にはゲーム機が置いてある所も色々なレベルがあって、日本のようなゲームセンター形式の所から、いわゆる賭博場のノリがある薄暗い非合法な所もある。1台目を置いたのは、かなりアミューズメント色の強い、ショッピングセンターの中にあるゲームコーナーのような所。ここは割と安全な場所だ。運営も合法的だし。ただ、こういう所でも日本では見られない人がいる。腰にバッグをつけたオバさんがひとりフラフラと店内を歩いている。この人、メダルゲームで大当たりが出た客を見つけると話しかけてくるそうな。「そのメダル買うよ」と。つまりこれが「換金システム」として機能してるそうなんですな。
いやしかし「換金」は台湾では法律違反。店側は基本的にそのオバちゃんの行動にノータッチらしいです。表向きはあくまでも「うちのスタッフじゃないよ」という顔をしている。「あのオバちゃんが勝手にメダルを買い込んでるんだ」とね。しかし実際は裏で繋がっていて、店の売り上げに貢献してるらしいです。
ま、うちは健全さが大切な日本のメーカーですから。そんなのと関わってるとロクな事がないので話だけ何となく聞いときます。はい。
さて、機械の設置作業なんですが、これが意外に手間取った。だいたい昨日、倉庫で「最初のお店には、このマシンを運搬してください」って頼んでおいたのに、アッサリとちがうマシンが運ばれている。日本では「どうなってんだよ!」って話になりますわな。ここ台湾ではそんな事で怒ってはいけない。よくある事。没関係(メイクヮンシー:問題無い、なんでもない)。
次はさらに隣の県、新竹へ。さっきの店よりは少し薄暗く、客層もギャンブル臭を漂わせている人が多い。営業も24時間。ゲーム機はここでノンストップで動き続けるのだ。大丈夫かなぁうちのマシン…。設置作業自体はこちらの店では割とアッサリ終了。これで本日のメインイベントは終了した。
さてその後、我々は台北へ戻り、台湾のゲームメーカーの社長を紹介していただく。数年前に日本語の家庭教師を雇い、みっちり勉強したそうで、日本語は結構ペラペラ。台湾のゲーム、パソコン、インターネットカフェなどの社長さん達は、みんなこの社長室へ遊びに来て、夜な夜な酒を飲み合うらしい。
台湾の乾杯スタイルはちょっとハードだ。一人でチビチビ飲んではいけない。飲みたいときは相手の目を見て、お互いに杯を掲げてからいただく。このとき「乾杯(カンペイ:杯を空にする)」と言ったら、これはもう飲み干さなければならない(「半分」という言葉もあるけど)。同様に相手がこちらを見ていたら、もうそれは断れない。相手につきあって飲まなければならない。こうやってガッポガッポ飲んでいくのだ。
幸い、オイラは酒が強い部類にはいるようだ。オイラの名前の台湾読みは「テンツォン」になるが、現地の人たちに「テンツォンは酒強い」と認めていただけた。まぁ社長室にある最高級ブランデーやウイスキーだったから飲めたと言えなくもないんですがね。面子(メンツ)は保てました。謝謝(シェィシェィ:ありがとう)。