機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第13巻
本巻でようやく話しの本筋(1年戦争)のオープニングに近くなってきた。サイド2コロニーの1つ「アイランド・イフッシュ」を占拠、最後まで残った反対派住民を毒ガスで殺した末にコロニーごと地球の引力圏内へ移動させ、難攻不落といわれたジャブロー上へ落下させる。この計画を聞いたランバ・ラル大尉は「なるほどキレン殿なら考えそうなことだ」と言い、即刻断って一線を退く。さすが漢(おとこ)。当然、各現場を指揮するドズル中将も、これが人間として正しいなどとは思っていない。ただ、この戦争を早く終わりにしたいのだ。戦況はいよいよ厳しくなって来たのだが、大半の人は快く思っていない。これが正義だとは思っていない。しかし戦争は始まるのである。だれしもが巻き込まれていくのである。
ちなみに本巻と共に「公式ガイドブック」なるものも読んだ。いろいろな設定資料などがまとめられているのだが、読みたかったのは巻末の「その前夜」という特別書き下ろし。こちらも物語の始まる直前を描いている。アムロ達の住むサイド7へ攻撃が始まるほんの少し前、双方の人間はどのように過ごしていたのか…その心情が興味深い。サイド7は「アレ」の開発のために存在していた、だからこそ攻撃されたのだ。意外と「ガンダムTHE ORIGIN」は公式ガイドブックから入門しても良いかもしれない。まだの方、ぜひどうぞ。