ディズニーランド物語 | ひとりアーカイブス2012

ディズニーランド物語

ディズニーランド物語 有馬哲夫著「ディズニーランド物語 ~LA-フロリダ-東京-パリ~」を読む。少々読書に間が空いてしまったので、ちょっと血色の違う分野のモノをと、これを選んだ。小説ではなくウォルト・ディズニー・カンパニーの社史のような物だ。なんせ本の始めの方でウォルト・ディズニー本人は死んでしまうし。つまり、ザックリとしたイメージでは「ディズニー」という会社はウォルト・ディズニーが作って、大きくして、彼の理念を強く守って運営されている会社という感じ(実際、そういう所もあるが)なのだが、その実は他の企業と同じく経営者も経営方針も刻々と変化していく巨大企業だということ。吸収合併、乗っ取り劇、株主の存在、銀行からの借入…その時代、時代に沸き上がる問題と、当時の経営者の苦悩を描いている。ディズニーの「愛と夢の世界」ではなく現実世界の話しだ。いつまでも「ディズニー」=「愛と夢の国」だと思いたい人は読まない方が良い。しかし、大人であれば、あの夢の国をいかにして現実世界に作り上げたか、という舞台裏を知るのも良いのではないだろうか?そして読み終わった後、改めてウォルト・ディズニーの先見性や斬新さに驚くだろう。今はどんな人間が経営しているにしても、その基本スタイルや「始まり」を作ったのは、やはり彼なのだ。
オイラはまだUSAのディズニーテーマパークへは行った事がない。この本を読んで、改めて「こりゃ行かなアカンな」と思った次第。フロリダにある「ディズニー・ワールド」には以前から興味があったが、その中の「エプコット」が本来の目的(ウォルトが作りたかった「未来都市」)とは違う形で完成した事を知り、少々熱が冷めてしまった。それよりもアナハイムにある「ディズニーランド」の方が良さそうだ。ウォルトが最初に作った「世界」であり、ディズニーテーマパークの原点がそこのあるから(ディズニー・ワールド内「マジックキングダム」も、「東京ディズニーランド」も、アナハイムの「ディズニーランド」のコピーだそうな)なのだ。