自分は生きているか? | ひとりアーカイブス2012

自分は生きているか?

幹線道路 前の前の会社で同僚だった人が亡くなったそうである。今朝、人伝いに聞いた。年齢はオイラと同じくらい。先週末に脳内出血だか何だかで急に倒れて、そのまま…だそうである。詳しいことは良く分からないのだが、いずれにしても死んでしまったのである。30代でも「死」は訪れる。老人では無いので、それはある日突然訪れたりする。改めてそんな事を感じる。
今、ここに居る自分が本当は死んでいるのではないかと思う事はないだろうか? 死ぬ直前のほんの一瞬、走馬燈のように巡る記憶と僅かな延長時間に見える未来の妄想…それが今ではないかと考えた事はないか? ふと正気に戻った瞬間、目の前が真っ暗になるのではないかと不安に駆られる。
オイラがカミさんと付き合い始めた頃、会社の残業が続き、劇団の公演も近付いていた。深夜残業の後、朝まで台本の修正(公演はオイラが作・演出だった)という日が続く。その合間を縫ってカミさんの家に寄る。帰りは車を運転しながら正に疲労困憊であった。一度も事故にならなかったのは今から思えば奇跡であろう。まぁ、当時のカミさん宅からオイラ宅までは比較的広い道路(片側2~3車線)が続いていたし、大抵は車のほとんど無い時間帯(深夜、早朝)だったのが幸いしたのかもしれない。しかし、あの時でオイラの人生は終わっていたのではないかと思うとゾッとする。病気のような不可抗力ではなく、自業自得であるが故に悔やむに悔やまれない。ましてや人様を巻き込んだりしていたら…
…ランニングしながら、そんな事を考えたりする。ところが走っていて息苦しい今は、自分が生きている実感があるから不思議だ。平凡で幸せな時間の中では不安に駆られ、息苦しい時にやっと生きている事を知る。人間とは斯くも面倒なものである。