見た目だけの美なんて、流動的で相対的なもの。

 

 

人間の女性で考えればすぐにわかる。

例えば、見た目だけがめちゃくちゃ綺麗で、心が綺麗ではない普通の女性が居たとする。

一般生活を送る範囲内では、その女性は抜群の美人である。

余裕があるので性格や人当たりも良い。

そして、いつも自信満々でいることができる。


ところが、その女性でも、モデルの集団の中に入った瞬間に、抜群の美人ではなくなる。

その瞬間に、彼女の自信は一気に失われる。

そして、綺麗ではない心が前面に出て、すぐに崩れてしまうだろう。



美とはそういうもの。


見た目だけを他と比べてしまうと、他にもっと美しいものは山ほど出てくる。だから内面の美を磨く必要がある。



絵も同じだと思う。
 

いくら見た目だけ美しい絵を描いたところで、他にもっと美しい絵は山ほど出てくる。


そして、その相対的な絵の評価を絶対的な評価にする一番大きな要素が、作者の魅力だと思う。



だから自分は、できる限り、魅力的な人になりたい。