他人に自分の妻が抱かれた事実。

全く受け入れる事ができなかった。

汚いとすら感じた。

もう二度と妻を抱く事はできないと思った。

怒り・憎しみ・悲しみ・寂しさ、全ての感情がごちゃ混ぜだった…。

まさか妻が浮気なんて…信じたくなかった。

自分のした事を棚に上げて、怒鳴り散らした。

最低だけど、それしかできなかった。

悔しかった…。

涙が止まらなかった…。

本当に借金した事を後悔しています。

もう遅いんですよね…。

今頃になって、妻の大切さやいとおしさに気が付いても。
何故浮気したのか?

理由はわかりきっている。
自分の借金だ。

カッコつけてはみたが、誰だか知りたい…。

実家に帰る途中、車で…。
『誰なの?相手は?』

『誰でもいいでしょ。』

『ヤッたのか?』

『関係ないでしょ。』

正直、会っただけだと思ってた。

その考えは甘かったです…。

『○○さんとヤッた。』

『……………。』

知り合いだった…。

勝手に涙が出てきた。

今までにない、ショックと絶望感、心に穴が空いた。
嫁の誕生日前日、いつもと違う様子だった。

仕事も連勤続きで疲れていた。

今は言い訳なのかもしれない。

ふと夜中に目を覚ますと、嫁はリビングで携帯をいじっていた。

様子が違かったが、さほど心配せずにまた、床についた。

翌日嫁は起きてこなかった。

少し違和感を感じたが、仕事へ向かった。

仕事を急いで切り上げ、ケーキを買って帰宅する。

『誕生日おめでとう。』

『もう子供とやったから…。』

『そっか…せっかく買ってきたのに…。』

子供を寝かして、嫁が…。
『私、浮気したよ。』

『………。』

頭が真っ白になった。

『今はその人が私の支えなの。』

『………そっか…。』
『仕方ないよね…。』

『俺は別れるつもりないから…。』
『気のすむまで、行っていいよ…。』
『俺は待ってるから…。』
俺は見栄を張った…。

どうしてだろう。

相手を知らなかったからなのか?